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OneNoteにペンで数式を書くだけで解が求められる機能などが追加
2016年8月31日 18:42
米Microsoftは30日(現地時間)、Office Blogsにて8月に提供されたアップデート内容の紹介を行なっている。ここではOneNoteに新たに追加された機能を紹介する。
数式を書くと答えが出てくる
基本的な数式から二次方程式まで、OneNote上で数式を手書きすれば、答えまで導き出してくれる。新機能の「Ink math assistant」(インク計算アシスタント)は、ユーザーが書いた数式を自動認識して解を求める機能。Office 365に契約していれば利用可能。
書いた内容を巻き戻し/リプレイ
OneNoteに手書きした内容を書き始めた時点から終わりまで一筆ごとに動画的に再生したり、巻き戻して見せたりする「Ink replay」(インクリプレイ)が追加。ミーティング中に書き込んだアイデアを後からリプレイで見直したりといった使い方ができる。下記の画像の例では、アメリカ合衆国を地域別に分けたものを書き、後から生徒に答えを見せるといった利用法を提案している。この機能を使うにはOffice 365の契約が必要。
鉛筆書きが可能に
OneNoteのインクの種類に「Pencil」(鉛筆)が追加。Windows 10 Anniversary Updateをインストールしていれば利用できる。従来のインク以上に細部と濃淡を意識したスケッチなどが描ける。
OneNote Web Clipperをアップデート
ブラウザの表示内容をOneNoteにクリップするプラグイン「OneNote Web Clipper」がアップデートされた。変更内容は下記の通り。
- Webサイトのクリップ時にURLと説明が保存されるようになった
- 画像を右クリックするかテキストを選択した状態でクリップした際に、プレビューウィンドウ上のそのコンテンツをハイライト表示したり、フォントのタイプとサイズを変更できるようになった
- 標準ブラウザのEdgeにOneNote Web Clipperの拡張機能を追加する
- アップデートされた内容が分かる変更ログが表示されるようになる
OneNote学習ツールの対応言語やテーマカラーが追加
OneNoteのアドイン「Learning Tools for OneNote」(OneNote学習ツール)の対応言語が増加(ツールバーは35以上、書き取りは4つ)したほか、テーマカラーを変更できるようになった。また、教師用の「OneNote Class Notebook」に教師向けの新機能が追加。
iPad共有機能を効果的に使えるように
学校で生徒同士がiPadを共有できるiOS 9のiPad共有機能において、生徒がログインした際にOneNoteも生徒ごとにパーソナライズされるようになった。