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ASUS、定格動作のオリジナルGeForce GTX 1070カード

~2GHzで動作させるためのTipsも公開

ROG STRIX-GTX1070-8G-GAMING

 ASUSは、クロックを定格動作させて価格を抑えたR.O.G. StrixブランドのGeForce GTX 1070ビデオカード「ROG STRIX-GTX1070-8G-GAMING」を発売した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は62,500円前後の見込み。

 7月9日に発売した「ROG STRIX-GTX1070-O8G-GAMING」の下位モデルで、O8Gがオーバークロック動作させていたのに対して、本製品はベースクロックが1,506MHz、Boostクロックが1,683MHzとリファレンスに準じており、その分価格は9,000円ほど安価になっている。付属ソフトを使用すれば、ベースクロックを1,531MHz、Boostクロックを1,721MHzにオーバークロックして動作させられる。

 そのほかはO8Gと同様、裏面ロゴやファン周辺のLEDの色を自由にカスタマイズできる「Aura RGB Lightning」、風圧を強めた独自ブレード「ウイングブレードゼロノイズファン」と、GPU温度が低い時にファンを自動停止する機能、ヒートパイプがGPUコアに直接触れることで放熱性を高めたヒートシンク「DirectCU III」、独自の高性能/高耐久部品「Super Alloy Power II」などを搭載する。

 そのほかの仕様は、CUDAコア数が1,920基、メモリがGDDR5で、容量が8GB、バス幅が256bit、速度が8GHz。ディスプレイインターフェイスは、HDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4×2、DVI-D。補助電源コネクタは8ピン×1。

 なお、海外のROGブログでは、StrixのGTX 1070(おそらくO8Gをベースとした解説)のオーバークロックTipsを公開しており、これによれば電圧を+100mV、Power Targetを120%にした上で、GPUクロックを+33MHzの1,868MHz、メモリを+1,334MHzの9,342MHzに設定すると、実際にはコアクロックが2GHzを超えたという。

 NVIDIAのGPU Boost 3.0では、温度や電力に余裕がある場合、コアクロック設定値を上回る動作をする。上記のような設定の場合、GPUは概ね2,012~2,038MHzの間で動作していたという。ASUSのオリジナルクーラーにより動作温度は71℃程度で安定していたが、ファンの回転速度を70%に設定したところ61℃という低い温度で動作するという。