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MSI、EK製水冷枕装備済みのGeForce GTX 1080
～GALAXもオリジナルファン、GIGABYTEはMini-ITXサイズのGTX 1070
2016年7月1日 13:06
品薄が解消に向かいつつあるGeForce GTX 1080だが、オリジナルの冷却機構を搭載したモデルの発表が相次いでいる。
水冷枕を装備済みのMSI製品
MSIは、EK製の水枕を装備済みのGeForce GTX 1080ビデオカード「GeForce GTX 1080 HAWK EK X」を7月2日に発売する。価格はオープンプライスで、税別店頭予想価格は109,800円前後の見込み。
GeForce GTX 1080 GAMING X 8Gの基板をベースに、GPUコアのみならず基板も冷却できるフルカバータイプのEK製水枕を装備。別途ポンプやラジエーター、リザーバーなどを用意することで、本格水冷システムを構築できる。水枕は中央注入式分流冷却デザインを採用し、流量の少ないポンプを使用した場合でも効率的な冷却が可能という。
また、水枕はニッケルメッキ処理を施した銅製で、ベースとバックプレートにはMSIゲーミングのシンボルであるドラゴンをプリントしている。
主な仕様は、CUDAコア数が2,560基、コアクロックが1,708MHz、ブーストクロックが1,847MHz(最大)、メモリがGDDR5Xで、容量は8GB、バス幅は256bit、クロックは10,108MHz相当。ディスプレイ出力は、DisplayPort 1.4×3、HDMI 2.0b、Dual Link DVI-D。
補助電源はPCI Express 8ピン+6ピン。本体サイズは165×278×20mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1,190g。
デュアルファン搭載で電源回路を強化したGALAX製品
GALAXY Microsystems(ブランド:GALAX)は、オリジナルの100mmデュアルファンを搭載した「GF PGTX1080-EXOC/8GD5」、「GF PGTX1070-EXOC/8GD5」の2モデルを7月2日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は前者が95,800円前後、後者が63,800円前後の見込み。
8mm径×2本と6mm径×2本の計4本のヒートパイプを装備したヒートシンクを備え、LED付き100mmファンで冷却性を高めた。補助電源はPCI Express 8ピン+6ピンを装備し、電源回路を強化することでオーバークロック化を図った。
GF PGTX1080-EXOC/8GD5の主な仕様は、CUDAコア数が2,560基、コアクロックが1,657MHz、ブーストクロックが1,797MHz、メモリがGDDR5Xで、容量は8GB、バス幅は256bit、クロックは10,010MHz相当。
GF PGTX1070-EXOC/8GD5の主な仕様は、CUDAコア数が1,920基、コアクロックが1,594MHz、ブーストクロックが1,784MHz、メモリがGDDR5で、容量は8GB、バス幅は256bit、クロックは8,008MHz相当。
いずれもディスプレイ出力は共通でDisplayPort 1.4×3、HDMI 2.0b、Dual Link DVI-D。
GIGABYTEはMini-ITX版のGTX 1070を投入
GIGABYTEは、グローバルサイトにてMini-ITXサイズのGeForce GTX 1070ビデオカード「GeForce GTX 1070 Mini ITX OC」を公開した。
ヒートシンクのヒートパイプが直接GPUコアに接する「Heat Pipe Direct Touch」を採用。風量を23%向上させるという独自のブレードを採用した90mmファンと組み合わせることで冷却機構の小型化を図った。
また、高品質なチョークコイルやコンデンサ、2oz銅基板の採用、および5+1フェーズの電源回路により、安定性やオーバークロック耐性も高めたとしている。独自のオーバークロックユーティリティ「Xtreme Engine」も利用できる。
2つのモードを備えており、Gamingではコアクロック1,531MHz、ブーストクロックが1,721MHz、OC Modeではコアクロックが1,556MHz、ブーストクロックが1,746MHzとなる。そのほかの仕様は、CUDAコア数が1,920基、メモリがGDDR5で、容量は8GB、バス幅は256bit、クロックは8,008MHz相当。
補助電源コネクタは8ピン×1。ディスプレイ出力はDisplayPort 1.4、HDMI 2.0b、Dual-Link DVI-Dの3系統。本体サイズは131×169×37mm(同)。