Windows 10カウントダウン
Windowsは地球上最大のインターネットサービス
~公開されたWindows 10新ビルドを試す
(2015/1/28 06:00)
Microsoftが1月21日(米国時間)、レドモンドの本社キャンパスにおいてWindows 10: The Next Chapterを冠した説明会を開催し、Windows 10の今後についての詳細を公開した。
さらに、12月はスキップされていたテクニカルプレビューのアップデートが翌週に公開されることが発表され、それが前倒しの形でイベントの3日後に配布が開始された。論点は1つ。Windowsは単なるOSではなく、Microsoftによるサービスになるということだ。
あらゆるデバイスにWindows 10を
Windows 10は、パーソナルコンピューティングの新しい時代を切り拓く第一歩となる。PCという枠組みを超えて、あらゆるデバイスでシームレスに共通のWindows体験を偉られるようにするというのがMicrosoftが示した今後のWindowsについての方向性だ。
その一環として、Windows 10へのアップグレードは無償サービスとして提供されることになった。対象は、Windows 7/8.1、Windows Phone 8.1のユーザーだ。製品の出荷から1年間の期間限定だが、すでに延長サポートのフェイズに入っているWindows 7までもが対象になるというのは驚きだ。5年前に発売されたデバイスにもWindows 10へのアップグレードが無償で提供されるのだ。
さらに、Windows 10にアップグレード後は、そのデバイスの保証期間が終わるまで継続的にアップグレードが行なわれる。もちろん無償だ。これまでとは方針を変え、新機能もどんどん追加され、ユーザーは次のメジャーアップグレードを待つ必要はないと言う。というより、メジャーアップグレードというロードマップが存在するのかさえ怪しい。ただし、エンタープライズ向けには、現行と同様の運用もサポートされる。
そして、Windows 10は、PCはもちろん、タブレット、スマートフォン、Xboxといった大きな画面から小さな画面を網羅、さらには画面さえないIoTデバイスなどなど、あらゆるデバイスで稼働する。今後数年間で、地球上で最大のインターネットサービスになるとMicrosoftは言っている。
このことで、アプリケーションの開発者は、ユーザーの使っているWindowsのバージョンを気にすることなくアプリを提供できるようになる。いわゆるユニバーサルアプリによって大きなビジネスチャンスを得ることができると言う。
これまでユニバーサルアプリは、バイナリ的には環境ごとに別物だったわけだが、スマートフォンやタブレットで使われるプロセッサも、AtomなどIAベースのものとなりつつあり、そこで動くOSについても状況が変わりつつある。今回のテクニカルプレビューはARM向けには提供されておらず、今後、ARMベースのデバイスについて、Windows 10がどのような対応をするのは現時点では不明だ。特定の機能のみを提供するという話もあるが、全てのデバイスにおけるカーネルが同一になるようなことがあれば、ユニバーサルアプリの可用性は一気に高まるだろう。言ってみれば「Wintel帝国」復活といったところか。Win32デスクトップアプリがなくなることはないにせよ、このあたりは、2月に公開されるというスマートフォン向けのWindows 10 for phones and tabletsの登場で、いろいろな点が明らかになりそうだ。
また、日本では電気通信事業法30周年ということもあって、総務省の動きが活発だ。法律改正も視野に入れた動きからは目が離せない。各社がMVNOと連携してSIMロックフリースマートフォンを続々とリリースする中で、Windows搭載スマートフォンが出てこないとも限らない。あらゆるデバイスをシームレスに連携させるWindows 10は、ここ日本においても、Microsoftが考える未来を具現化する可能性も出てきた。
盛りだくさんの新機能
Windows 10の新機能として紹介された主な要素としては次のようなものがある。
パーソナル・デジタル・アシスタント「Cortana」を実装
Windows Phoneですでに稼働中のCortanaが、PCなどあらゆるデバイスで使えるようになる。ただし現時点で日本語環境には非対応。
Windows 10 for phones and tabletsの提供
PCと同じ使い勝手をスマートフォンや小型タブレットでも提供。カーネルが共通かどうかは不明。いわゆるファブレットの可用性が高まりそう。
新しいブラウザとしてコードネーム「Project Spartan」を提供
Windows 10のために新たに開発された新世代ブラウザ。キーボードやペンを使ってダイレクトにWebページに書き込むといった機能が実装されるほか、広告などに邪魔をされずに読み進められるシンプルなレイアウトによるリーディングビューなど新機能も盛りだくさん。
タッチに最適化されたユニバーサルアプリOfficeの提供
あらゆるデバイスで同じように使えるWord、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlookが提供される。これらはストアで入手できるようになるほか、スマートフォンや小型タブレットではプリインストールも想定されている。OneNoteのPreviewビルドがすでにテクニカルプレビューに含まれている。さらにそれとは別にデスクトップ用にOffice 2016を開発中。
標準アプリもユニバーサルアプリとて提供
フォト、ビデオ、ミュージック、マップ、People、メール、カレンダーといった標準アプリはユニバーサルアプリとなり刷新される。コンテンツはOneDriveを使って同期され、デバイスを持ち替えても作業を継続できる。
Xboxとの連携がもたらす新しい体験
Xbox Live ゲームネットワークによって、Windows 10 PCとXbox Oneの両方でゲームができる。ゲームプレイの録画機能なども提供されるほか、DirectX 12によってグラフィックスの新境地を実現。また、Xbox Oneからのストリーミング配信によるゲームプレイも。
2in1デバイスのために用意されるContinuumモード
タブレットモードとキーボード/マウスモードの切り替えを検知して、そのモードを自動的に切り替える。
インストール状況もおおむね良好
ブリーフィングイベントを追う形で公開されたWindows 10 テクニカルプレビューの1月ビルド、バージョンとしては10.0.9926だ。9.xをスキップして、内部バージョンが10.xになっていることが分かる。
OS本体は、テクニカルプレビューの以前のバージョンに対するアップデートとともに、ISOファイルも提供されている。また、今回は多くの言語に対応し、その中には、日本語版も含まれている。ただし、このビルドには、ブリーフィングで新機能として紹介された機能が全て含まれているわけではない。例えば、新ブラウザの「Project Spartan」は未実装。こちらは、レンダリングエンジンだけが含まれているようだ。OSの総入れ替えに近いもので、ほとんど新規のインストールと同等だ。
目立ったところとしては、「Cortana is not available in your market」とつれない返事で日本語対応できていないCortanaがある。これはとりあえず、システムローケールと主に使う場所を米国にすれば日本でも稼働するようだ。
また、PCセッティングのUIが大きく変わっている。これまでコントロールパネルが担ってきた多くの要素がPCセッティングのアプリとして提供されている。コントロールパネルはまだ残っているが、Windows Updateのアプレットがなくなっているのが印象的だ。
起動時に必ずブートメニューが出てしまうことや、InstantGo機でバッテリ稼働時間が減少していることなど、既知の不具合も明らかにされている。
手元では、これまでテクニカルプレビューを評価してきた「Let'snote SX1」は、以前の環境からのアップグレードや、プリインストールのWindows 7からのアップグレード、クリーンインストールなどを試してみた。こちらは、クリーンインストールしてWindows 8用の各種モジュールを適用していったところ、ごく普通に稼働しているように見える。
さらに、「Let'snote AX2」にアップグレードインストールを試みたところ、インストールの終了後の再起動でブルースクリーンが発生し、それを2度繰り返したあと、元の環境にロールバックされた。原因は不明で、改善を望みたいが、トラブルが起こったときの対処も好感が持てる。
「Surface Pro」(初代)にもインストールしてみた。こちらは、アップグレードインストールはできたものの挙動が不安定だったので、出荷時状態に戻したあと、クリーンインストールをして成功した。ドライバ類は全てインボックスのもので事足りているようだ。ただ、SX1に比べると不安定さを感じる。タッチ対応が不完全で、本領発揮はこれからといったところだろうか。
個人的にちょっと驚いたのは、ストアアプリがウィンドウ表示されるようになって以来、デスクトップアプリとの区別がつきにくくなったのだが、どうやらキーボード関連の仕様が変わったという点だ。手元の環境では、「KeyMouXr」というキーボード入力をフックするユーティリティで、Ctrlキーコンビネーションをアプリごとに定義しているのだが、テクニカルプレビューでは、これまでそのフックが機能しなかったストアアプリでも有効になっている。
普通のユーザーが、ストアアプリとデスクトップアプリを区別するのは難しいが、かといってあらゆる入力を受け入れるのはセキュリティ的にきついということで厳格だった入力周りの制限だが、おそらくこの挙動はIME関連の仕様にも影響してくると思われ、細かい追試が必要になりそうだ。場合によっては、ATOKのようなサードパーティ製IMEがグンと使いやすくなる可能性も出てきた。
とりあえず、今後は、伝統的なクラムシェルとしてのLet'snote SX1と、タッチ対応2-in-1としてのSurface Proの2本建てで評価を続けていくことにする。
これからWindows 10が製品版に向けて、どのように成長していくかが楽しみだ。
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