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エプソン、速度と耐久性を向上させたモノクロインクジェット

「PX-M350F」

 エプソンは、ビジネス向けモノクロインクジェット複合機「PX-M350F」およびプリンタ「PX-S350」を2月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は順に3万円台中盤、2万円台中盤の見込み。

 同社従来機の「PX-K751F」、「PX-K701」と比較して、印刷速度を約16ipmから約20ipm(A4モノクロ印刷時)、耐久性を10万ページから15万ページ、解像度を600dpiから1,200dpiへ向上させた新モデル。ヘッドは新たにPrecisionCoreを採用する。

 ビジネス用途においてはモノクロ需要が高く、同社ページプリンタの「LP-S230」シリーズと比較してランニングコストは2分の1、動作時消費電力は約95%低い点を売りとする。また、LP-S230シリーズのMサイズトナーが約2,500ページ分であるのに対し、約10,000ページの印刷が可能な大容量インクカートリッジを提供する。

 プリンタ部の主な仕様は共通。ファーストプリントが約8秒、対応用紙がA4~A5、リーガル、レター、はがき、封筒など。給紙枚数は用紙カセットが250枚、背面MPトレイが80枚(普通紙)で、オプションで250枚対応の用紙カセットを1段増設できる。自動両面印刷にも対応する。

 複合機のPX-M350Fはスキャナ、FAX機能も搭載。スキャナ部は、35枚まで搭載可能な両面対応のADFを装備。解像度は最大9,600dpi。対応用紙はA4~A5、レター、リーガル。FAXはSuper G3に対応。

 インターフェイスは、USB 2.0、USBホスト、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN。対応OSはWindows XP以降/Server 2003以降およびMac OS X 10.6.8以降。操作部ディスプレイとして、PX-M350Fは3.5型のカラータッチパネル液晶、PX-S350は2.2型モノクロ液晶を装備する。

 使用時のサイズは両製品とも461×655×383mm(幅×奥行き×高さ)。収納時のサイズおよび重量は、PX-M350Fが461×422×342mm(同)/約14.4kg、PX-S350が461×422×284mm(同)/約11.5kg

「PX-S350」

(多和田 新也)