Click


ソフトバンク、米Kingston Technology株を売却。インターネット事業に集中

'99年7月15日 発表



 ソフトバンク株式会社は、'96年に買収したメモリモジュールメーカーKingston Technologyの株式を、同社の創業者に売却すると発表した。売却金額は約4億5,000万ドル(約543億円)。ソフトバンクは、これにより、2000年3月期の決算で、約6億ドル(約725億円)の売却損益を計上する。
 ソフトバンクは、Kingstonに対して約1,300億円の投資を行なっており、これまでに配当や金利の受け取りなどで約290億円を回収済なので、実質的な損失は約470億円になるとしている。

 また、ソフトバンクの子会社である米Ziff-Davisが、新たな提携、合併、事業売却などを行なう際のアドバイザーに米Morgan Stanley Dean Witterを選んだと発表した。

 ソフトバンクでは、今回の両社への対応を、インターネット事業へ特化するという同社の事業戦略に基づくものであり、経営資源のインターネット事業への集中を推進するものとしている。

□ソフトバンクのホームページ
(7月15日現在、この情報は掲載されていない)
http://www.softbank.co.jp/
□米Kingstonのホームページ
http://www.kingston.com/
□米Kingstonのニュースリリース
http://www.kingston.com/king/n9907b.htm
□米Ziff-Davisのホームページ
(7月15日現在、この情報は掲載されていない)
http://www.ziffdavis.com/
□関連記事
【'96年8月16日】ソフトバンク、米Kingston Technologyの買収を発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/960816/softbank.htm

('99年7月15日)

[Reported by usuda@impress.co.jp]


【PC Watchホームページ】


ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp