日本IBM、自社製CPUを搭載した個人向け低価格モデルほか

'98年11月14日 発売

標準価格(IBM PC DIRECT価格):
 Aptiva D1J   オープンプライス(149,000円)
 ThinkPad 600E  オープンプライス(499,000円)
 ThinkPad 235  オープンプライス(239,900円)

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 日本アイ・ビー・エム株式会社は、自社製CPUを搭載した個人向け低価格モデル「Aptiva D1J」とCPUなどを強化した「ThinkPad 600E」、「ThinkPad 235」を11月14日から発売する。いずれもOSはWindows 98がプリインストールされる。そのほか全モデルに音声入力対応日本語IME VoiceATOKがプリインストールされるが、音声入力するには別途ViaVoice 98が必要。
 価格はすべてオープンプライスだが、IBM PC DIRECTの価格はAptive D1Jが149,000円、ThinkPad 600Eが499,000円、ThinkPad 235が239,900円となっている。

●Aptiva D1J
Aptiva D1J  Aptiva D1Jは、10月30日に米国で発表された「E Series model D1N」の日本版で、従来のマイクロタワー型に比べ、体積で約40%、設置面積で約70%省スペース化したデスクトップ筐体を採用し、15インチディスプレイが付属する。CPUにはIBM 300を搭載する。これはCyrix設計のM IIを自社内で製造したもの。CPUの動作クロックは225MHz(FSB 75MHz×3)。チップセットは、ビデオ機能を内蔵したSiS5598を採用し、メモリ64MB(うちビデオメモリに4MB使用)、HDD 3.2GB、最大32倍速のCD-ROMドライブ、V.90/K56flexに対応した56kbpsモデムを搭載する。
 アプリケーションは、Microsoft Word 98/Excel 97/Outlook 98がプリインストールされる。本体サイズは、315×372×91mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは6.8kg。

□ニュースリリース
http://www.ibmlink.japan.ibm.co.jp/AIS-CONS-cgi-bin/AIScgiDep.pl?db=CONS&year=1998&letter_number=APT98017&caps=N&perc=90&keywords=
□製品情報
http://www.ibm.co.jp/pc/aptiva/aped18b/aped18ba.html

●ThinkPad 600E
Aptiva D1J  ThinkPad 600Eは、ThinkPad 600の上位モデル。CPUにモバイルPentium II 300MHzを搭載し、HDDが6.4GBに強化された。また、ビデオチップは256ビットのNeoMagic MagicMedia 256AVを搭載し、1,024×768ドットで1,677万色の表示が可能となった。ホットスワップ可能なウルトラスリムベイにはDVD-ROMドライブが標準で搭載され、DVD-Videoの映像を出力できるビデオ端子が新たに装備された。
 そのほかの仕様は従来と同じで、メモリ64MB(最大288MB)、Type2×2またはType3×1のPCカードスロットを備える。ポインティングデバイスは、拡張TrackPoint。バッテリ駆動時間は標準バッテリのみで最大3時間、セカンドバッテリ併用時で最大5.5時間となっている。また、ウルトラスリムベイに装着可能なセカンド・バッテリ(ThinkPad 600E専用)がオプションに追加された。
 本体サイズは、300×240×36.5mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約2.5kg(DVD-ROMドライブ装着時)。

□ニュースリリース
http://www.ibmlink.japan.ibm.co.jp/AIS-CONS-cgi-bin/AIScgiDep.pl?db=CONS&year=1998&letter_number=MBL98079&caps=N&perc=90&keywords=
□製品情報
http://www.ibm.co.jp/pc/thinkpad/tp6008b/tp6008ba.html

●ThinkPad 235
Aptiva D1J  ThinkPad 235は、CPUにMMX Pentium 266MHzを搭載し、HDDが4GBに強化された。そのほかの仕様は従来と同じで、メモリ32MB(最大96MB)、800×600ドット262,144色9.4インチTFT液晶ディスプレイ、ポインティングデバイスは拡張TrackPointを備える。バッテリ駆動時間は約2時間。なお、MMX Pentium 233MHzを搭載した従来機も引き続き併売される。
 本体サイズは、235.2×173.2×33.7mm(幅×奥行き×高さ)、重さは1.25kg。

 また、同社では12月7日から15,800円でThinkPad 235のキーボードを英語キーボードに交換するサービスを開始する。サービスはPC DOCK各店舗で受け付け、交換にかかる期間は1週間程度としている。

□ニュースリリース
http://www.ibmlink.japan.ibm.co.jp/AIS-CONS-cgi-bin/AIScgiDep.pl?db=CONS&year=1998&letter_number=MBL98119&caps=N&perc=90&keywords=
□製品情報
http://www.ibm.co.jp/pc/thinkpad/tp2358b/tp2358ba.html

□日本アイ・ビー・エムのホームページ
http://www.ibm.co.jp/
□関連記事
【10月30日】「米IBM、Aptivaに599ドルPCを追加、CPUは自社製」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/981030/ibm.htm

('98年11月11日)

[Reported by taira@impress.co.jp]


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