【本体】

Windows CE搭載機は小型な新筐体を採用
従来型モデルは、新たに14.4kbps FAXモデムを内蔵

NEC、Windows CE搭載機を含む新「Mobile Gear」3モデルを発売

Mobile Gear '97/6/25 より順次出荷

標準価格:
「MC-CS11」 73,000円
「MC-CS12」 89,000円
「MC-MK22」 79,000円

連絡先:NEC121コンタクトセンター
Tel.0120-977-121

 日本電気株式会社は、Windows CE搭載モデルを含む新「Mobile Gear」を発売する。Windows CEを搭載し、小型の新筐体を採用した「MC-CS11/CS12」の2モデルと、従来型の筐体に14.4kbpsのFAXモデムを内蔵した「MC-MK22」の1モデルで、計3モデルとなっている。出荷時期と価格については、「MC-CS11」が7月18日出荷開始で73,000円、「MC-CS12」が8月28日出荷開始で89,000円、「MC-MK22」が6月25日出荷開始で79,000円。

 「MC-CS11/CS12」は、OSにWindows 95との親和性が高い「Microsoft Windows CE Version 1.01 日本語版」を搭載したモデル。単三形アルカリ電池2本で、連続使用約40時間の長時間駆動を実現した。本体サイズは、175×97×27(W×D×H)mm、重量は400gで、従来よりも体積で40%、重量で30%ほど小型な新筐体が採用されている。

 基本性能は、同社が既にアメリカで発売したWindows CE搭載機「MobilePro 200/400」に比べて、2倍のキャッシュ、バス幅を持つ64bit RISCプロセッサ「Vr4102」を採用。タッチパネル付きのモノクロSTN液晶は480×240ドット表示でバックライトがついている。バックライトは、随時または時間指定によるオン/オフ設定も可能で、電池の消耗を抑えられる。

 なお、「CS11」はメモリ4MBの標準モデル、「CS12」はメモリ8MBの上位モデルで、独自ソフトの「MGメール」や「MG FAX」、「MG 運用アシスタント」などがバンドルされる。

 「MC-MK22」は、従来の筐体で、画像データのメールによる送受信、FAXによる送信に対応したキーボード型モデル。JPEG、BMP、GIF、TIFF形式の画像を表示できる画像ビューワ機能や、ホームページのテキスト情報を閲覧できるインターネット・テキスト・ブラウザも新たに標準搭載された。

 本体サイズは245×122×24.5(W×D×H)mmで、重量は550g。連続使用時間は、単三形アルカリ乾電池2本で、非通信時約30時間、連続通信時約4時間となっている。その他の基本性能は、従来機種とほぼ同等で、タイマー設定により、あらかじめ指定した時間にメールの送受信が行なえる「ゼロタッチ機能」や、「ロータスノーツ」への接続機能、NIFTY-ServeやPC-VANなどのパソコン通信への接続や、FAX送信も行なえる。



□日本電気株式会社のホームページ
http://www.nec.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/japanese/today/newsrel/9706/2502.html
□関連記事
【96/11/19】NECと日立もWindows CE搭載のハンドヘルドコンピュータを発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/961119/wince2.htm

('97/6/25)

[Reported by shiina@impress.co.jp]


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