【本体】
NEC製「MobilePro」は、CPUにVR4101搭載
日立は来年第1四半期出荷予定の製品
NECと日立もWindows CE搭載のハンドヘルドコンピュータを発表
'96/11/18 発表
問い合わせ先:
日本電気株式会社
パーソナルワークステーション事業部 第三商品部
Tel.0423-33-1124
株式会社日立製作所
お買い物相談センター
Tel.0120-312111
日本電気株式会社と、株式会社日立製作所は18日、それぞれWindows CE搭載のハンドヘルドコンピュータを発表した。両製品とも現在ラスベガスで開催されているCOMDEX/Fall '96に出展されている。
●日本電気「MobilePro 200/400」
CPUに同社の64ビットRISCプロセッサVR4101を搭載したWindows CE搭載ハンドヘルドコンピュータ。480×240ドット、4階調の液晶を持つなど、CPU以外はカシオのWindows CE搭載ハンドヘルドコンピュータ「CASSIOPEIA」とほぼ同じスペックを持つ。ただし、ROMは8MBとカシオの倍の容量のものが内蔵されている。また、上位モデルである「MobilePro 400」に、パソコンとの接続が可能なドッキングステーションが同梱となっている。米国ではPackard Bell NECから18日より499ドル(MobilePro 200)、649ドル(MobilePro 400)で販売されるが、日本での発売予定は未定という。
●日立製作所製ハンドヘルドコンピュータ
CPUにSH-3を採用したハンドヘルドコンピュータ。現在はまだ商品化前の段階で、細かい仕様は公表されていないが、今回発表された主な仕様によると480×240ドットの液晶ディスプレイ、メインメモリ2MBのモデルと4MBのモデルがある点など、他のメーカーの製品と似通ったものとなっている。来年第1四半期に米国の日立ホームエレクトロニクス社にて商品化される予定で、日本語版の登場は97年秋になるという。
【日本電気 MobileProシリーズの主な仕様】
- 製品構成:MobilePro 200(メモリ2Mバイトタイプ)、MobilePro 400(メモリ4Mバイトタイプ)
- 表示能力:5.1インチ液晶、480×240ドット、4階調グレイスケール
- CPU:VR4101
- メモリ:2Mバイト(MobilePro 200)、4Mバイト(MobilePro 400)
- 搭載ROM:8Mバイト
- インターフェイス:RS-232C(115.2kbps対応)、PCカードスロット(PCMCIA Type 2×1)、赤外線通信ポート(IrDA対応)
- 使用電源:
主電源:
単3アルカリ乾電池2本、または専用充電池
(アルカリ乾電池使用時の連続使用時間は30~40時間)
バックアップ用電源:
リチウム電池
- サイズ:26.3(H)×175(W)×95(D)mm
- 重量:385g
- 付属品
単3乾電池、パソコンとのデータ転送ソフト、パソコンとのシリアル接続ケーブル「MobilePro Direct Connection」
なお、MobilePro 400にはドッキングステーション「MobilePro Cradle」も付属
- 標準価格:
MobilePro 200:499ドル
MobilePro 400:649ドル
【日立製作所のハンドヘルドコンピュータの仕様】
- CPU:SH-3
- 表示能力:液晶 480×240ドット、4階調グレイスケール
- インターフェイス:RS-232C、PCカードスロット(PCMCIA Type 2×1)、赤外線通信ポート(IrDA対応)
- 使用電源:
単3アルカリ乾電池2本、または単3ニッケル水素充電池2本
ACアダプタ
- サイズ:25.8(H)×168(W)×98(D)mm
- 重量:350g(電池含む)
□日本電気(株)のホームページ
http://www.nec.co.jp/
□NECのWindows CEマシンニュースリリース
http://www.nec.co.jp/japanese/today/newsrel/9611/1801.html
□(株)日立製作所のホームページ
http://www.hitachi.co.jp/index-j.html
□日立のWindows CEマシンニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/1118.html
('96/11/19)
[Reported by suzuki-k@impress.co.jp]
ウォッチ編集部内PC Watch担当
pc-watch-info@impress.co.jp