標準価格:999ドル
米Compaq社は、1,000ドルを切る低価格な家庭向けパソコン「Presario 2100」を発表した。価格は999ドルで、CPUにはPentiumではなくCyrix社製のIntel x86互換の低価格プロセッサMediaGXを採用している。同社日本法人に問い合わせたところ、日本での発売予定は未定とのことであった。
同社の999ドルパソコンは、以前からその登場が見込まれていたもの。従来、低価格市場に向けた製品には、スペック的に劣るものが多かったが、本製品は133MHzのMediaGXプロセッサ(Pentium133MHzと同等)をはじめ、24MBのEDO RAMや2.0GBのHDD、8倍速のCD-ROMドライブ、33.6kbpsモデムを搭載するなど、家庭向けの製品としては、現在の水準と比べても遜色の無い仕様となっている
筐体や同梱のキーボード、マウスは黒で統一されており、見た目もスマートだ。モニターは別売りだが、同社では同色の14インチモニター「V400 Color Monitor」を用意している。
なお、この発表を受けて20日のニューヨーク株式市場では、米Intel社の株価が下落したのに対して、Cyrix社は買われた。一方、Compaq社の株価は下落しており、同社の製品戦略に対する市場の懸念がうかがえる結果となっている。
【Presario 2100の主な仕様】
□米Compaqのホームページ(英文)
http://www.compaq.com/
□コンパック(株)のホームページ
http://www.compaq.co.jp/
□ニュースリリース(英文)
http://www.compaq.com/newsroom/pr/pr200297a.html
□Presario 2100の製品情報
http://www.compaq.com/us/athome/products/models/2100.html
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【2/10】後藤弘茂のニュースサイトWatch「Compaqが999ドルパソコンを発表か」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/970210/kaigai02.htm
('97/2/21)
[Reported by sasaki-m@impress.co.jp/yuy@Hawaii.Edu/後藤弘茂]