共同通信によれば、ソニーは11日、来年にも国内でパソコンを発売する方針を明らかにした。
同社は、他の家電メーカーと共通規格のMSXパソコンを'82年に発売したが、採算がとれず'92年に撤退していた。Windowsの普及で、パソコン需要が拡大していることから、将来のマルチメディア展開もにらんで約5年ぶりに再参入する。
当面デスクトップ、ミニタワーの据え置き型とし、シリーズ名称は米国で8月に発売するのと同じ「VAIO(バイオ)」とする方向。家電メーカーの強みを生かし、パソコンからAV(音響・映像)関連機器などをコントロールできる特徴を持たせる。価格は未定だが、20万円台からになる見通し。
周辺機器としてデジタルカメラや、将来は大量のデジタル情報を記録できるDVD-RAM駆動装置の発売を予定している。ノートパソコン、PDA参入も検討するとしている。
編集部がソニー広報部に確認したところ「PCについては、米国での発売後、日本、欧州と順次発売していくことは既定の路線として公表している。ただし、米国以外での製品の仕様の詳細などは未定であり、公表時期なども現在は未定である。」というコメントであった。
【PC Watch】【6/18】ソニーが米国市場向けのホームPCを発表
('96/7/11)
[Reported by date@impress.co.jp]