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NEW PRODUCTS TESTREPORT |
アイ・オー・データ機器 | ||
DVDRM-i9.4G/USB | ||
マルチインターフェースに対応したDVD-RAMドライブ | ||
TEXT:正木健児 Kenji Masaki |
本機は縦置きも可能となっているため、柔軟な配置が行なえる |
i-CONNECTは、ドライブ側のコネクタを統一し、接続するインターフェースに合わせてケーブルを変更することで、IEEE1394やPCカードなどさまざまな環境で同じドライブを利用可能にする規格である。本ドライブの場合はUSBモデルなので、USB変換ケーブルが添付される。対応OSはWindows Me/98だ。
i-CONNECTの採用により、多彩なインターフェースに対応しながらも背面はスッキリとまとまっている |
気になる内蔵のDVD-RAMドライブは日立のATAPI接続モデルGF-2000B2Nが採用されている。対応メディアは幅広く、シングルDVD-RAMからライトアットワンスのDVD-Rの読み込みまで可能だ。GF-2000B2Nの速度は、2倍速のDVD-RAM書き換え(2.77MB/s)、6倍速のDVD-ROM読み出し(8.31MB/S)、最大24倍速のCD-ROM読み出しが可能となっている。しかし、本ドライブではUSBのデータ転送速度の制約を受け、DVD-RAMの読み書き・DVD-ROM読み出しは約0.6倍速、CD-ROM読み出しは約6倍速となってしまう。実際にDVD-Videoの再生を行なってみても、コマ落ち・音飛びが発生した。ただしこれはUSB接続を行なっている場合だけで、IEEE1394変換ケーブルなどを使って、より高速なインターフェースと接続した場合には、ドライブ本来の性能が発揮される。
付属のフォーマッタでは3種類のフォーマットを選択可能。とくに問題がなければ、新しいバージョンを選んでおこう |
おもなバンドルソフトはマルチメディアファイルを管理するPhoto ExplorerとソフトウェアDVDプレイヤーPowerDVD VR-Xだ。Ulead SystemsのPhotoExplorerでは、エクスプローラと同じ操作でサムネイル表示された静止画・動画を管理することができる上、静止画のサムネイルをHTML出力したり、画像の回転・色調変更などが行なえたりする。動画のサムネイルは最初のフレームの内容が表示されるため、DVD-RAMに大量に保管した動画の整理にはもってこいのソフトである。
PowerDVD VR-Xはサイバーリンクが販売しているPowerDVDシリーズの最新版である。VR-Xでは、「ビデオレコーディング規格」に対応したDVDムービーカメラやDVDレコーダで記録されたムービーファイルの簡易再生に対応している。この簡易再生を行なうためには、本ドライブの動作環境(OSはWinMe/98、4.7GB DVD-RAM読み取り対応ドライブ、UDF 2.01以降のファイルシステムが使用可)が必要であり、VR-Xの性能を生かすには最適の組み合わせとなっている。
USB接続ということでドライブの全機能をフルに活用することはできないが、外付けで簡単に接続できる大容量記録ドライブとしての価値は大きい。また、IEEE1394やPCカード変換ケーブルを使用して、デスクトップ機とノートPCの両方で使用するといったことも可能だ。本機は、大容量メディアをさまざまな環境で、手軽に扱いたい場合に向いている製品と言える。
■写真撮影
若林直樹(STUDIO海童)
□アイ・オー・データのホームページ
http://www.iodata.co.jp/
□製品情報
http://www.iodata.co.jp/products/dvd/dvdrmi94gusb.htm
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【2000年11月13日】アイ・オー、Just Link搭載の外付型DVD/CD-RWコンボドライブなど
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20001113/iodata2.htm