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エプソンダイレクト、新製品発表後のアクセス殺到でサーバーが混乱

EDiCube
1月27日


 24日の新製品発表以降、エプソンダイレクトのWebサーバーへのアクセスが殺到し混乱が続いている。同社が低価格PC「EDiCube」の新モデルを発表した24日の夜からサーバーへのアクセスが増え、サーバービジーで接続できない状態が続いた。広告等が掲載された25日からさらにアクセスが集中したため、Webページの内容を負荷の軽い簡易なものに変更し、見積もりとオーダーのシステムであるオンラインBTOも休止している(編集部注:27日夜に再開された)。

 同社によれば、回線の強化などの事前対策を行なっていたが、24日夜にはアクセスがもっとも多かった昨年10月のEDiCubeシリーズ発売日の約3倍、翌25日には5倍以上のアクセスが集中したという。

 すでにサーバーの強化などの対策が行なわれており、現在はビジーの状態は改善された。しかし、休止しているオンラインBTOなどについてはサーバーへのアクセス状況を見ながら、徐々に回復させるとしている。

 なお、オンラインでの受注も24日夜8時から25日午前8時までの12時間で通常の1日分のオーダーがあったが、以降はオンラインBTOの休止によりストップしている。このため、電話によるオーダーも想定を越える数となっているという。

 従来同社の製品のユーザー層はパワーユーザー寄りだったが、低価格PCシリーズの投入、オンラインショッピングの普及、新聞広告による訴求などの要因により、一般ユーザーからの予想を上回るアクセスが殺到したとみられる。

 エプソンダイレクトなどの直販PCメーカーは、Webサーバーによる商品情報の提供、見積もり、受注作業などが、提供するサービスの全体のなかで大きな割合を占める。今回のトラブルはアクセス数の見積もりや、アクセス数の増加に対する対策など、サーバー管理の難しさを物語るもので、今後もオンラインショッピング系のサイトを中心に同様の事故が起こる可能性がある。


□エプソンダイレクトのホームページ
http://www.epsondirect.co.jp/
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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000124/epsond.htm

(2000年1月27日)

[Reported by date@impress.co.jp]


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