ソニー株式会社は、インターネット上の番組予約サイトを利用して、録画予約を行なうシステム「iEPG」を開発し、パソコンメーカー、ボードメーカーなどに採用を呼びかけると発表した。iEPGは'99年6月発売のVAIO Rシリーズに登載された録画システム「Giga Pocket」用に開発され、VAIO用として「インターネットTVガイド」で継続して提供されている。

　iEPGは番組一覧から予約したい番組の予約ボタンを押すことで、放送局名、番組名、開始／終了時間などが記述されたテキストファイルがダウンロードされる。「Giga Pocket」などのアプリケーションソフトがこのデータを元に予約を行なうことで、Web上の操作だけで番組予約が可能となる。

　MPEG-1およびMPEG-2を利用した、TV番組の録画はPCの新しい機能として、PC本体やビデオカードなどに採用がはじまっている。番組予約についてはシャープ、日立などのパソコンが、テレビ朝日系列のデータ放送サービスADAMSが提供している「ADAMS-EPG」を採用しており、今回のiEPGの公開はこれらに対抗する狙いがあるものと思われる。

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/soj/CorporateInfo/News/200001/00-001/
□インターネットTVガイド
http://www.tvguide.or.jp/
□ADAMSホームページ
http://www.tv-asahidata.com/
□関連記事
【'99年4月27日】ソニー、TVガイドと連携したTV録画ソフトを開発。次期VAIOに搭載へ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990427/sony.htm

(2000年1月17日)

[Reported by date@impress.co.jp]