NECと富士通、不具合が発生するSeagate HDD搭載PCに
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Barracuda 7200.11 |
2月10日 発表
NECと富士通は10日、Seagate製の3.5インチHDDを搭載したデスクトップPCを対象に、HDDのファームウェアを提供すると発表した。
いずれも、Seagate製HDD搭載機種の一部において、HDDのファームウェアが起因してPCが起動できなる不具合に対応するためのもの。不具合は、記録されるデータに影響はないものの、一度本現象が発生してしまうとPCが起動できない状態が続き、ファームウェアによる復旧はできない。
NECの対象機種は、店頭販売モデルでは、2008年9月に発売したPC-VN770RG/750RG、PC-VW790RG/770RG/500RG、PC-VL500RG/300RG、PC-VM100RH、PC-VR730RG/330RGの10機種。Web直販モデルでは、2008年9月に発売されたモデルで、PC-から始まる構成コードの右から6桁と7桁目がGC/HC/LC/NC/RCの320GBまた500GB HDD搭載モデル、および2009年1月に発売された同GDの計6機種。いずれもVALUESTAR G タイプNの16型を除く。
NECは、121wareで保有機器情報に対象製品を登録したユーザーに、NECからファームウェアアップデート用のCD-ROMを送付する。一方ユーザー登録をしていないユーザーには、2月18日以降専用ホームページで手続きをするか、専用窓口まで電話するよう呼びかけている。
富士通の対象機種は、2008年秋冬/2009年春モデルのFMV-DESKPOWERシリーズ、2008年夏/2008年秋冬/2009年春モデルのFMV-TEOシリーズ。対象型名についてはWebサイトを参照されたい。
富士通は、2月15日までに対象機種をユーザー登録したユーザーには、2月19日頃から2月末を目処に、ファームウェアアップデート用のCD-ROMを送付する。また、型番と製造番号を確認し、該当した場合にダウンロードできるWebページを用意する。それ以外のユーザーは、2月17日に開設予定のCD-ROM送付申し込みフォームから申し込みを行なうことでCD-ROMを入手できる。
また、エプソンダイレクトも、2008年5月から2009年1月までに販売または修理を行なったEndeavor AT970/CM970、MR3300/3500/6000、MT7800/7900、LX7900、Pro4300/4350/4500/7000を対象にファームウェアを提供。ホームページ上に製造番号を入力することで、CD-ROM送付を申し込める。
一方、ソニーは現在調査と検討を進めている段階であり、目処が立ち次第通知するとしている。
□NECのホームページ
http://www.nec.co.jp/
□ニュースリリース
http://121ware.com/navigate/support/nec-hdc/
□富士通のホームページ
http://jp.fujitsu.com/
□ニュースリリース
http://azby.fmworld.net/support/info/20090210/
□エプソンダイレクトのホームページ
http://www.epsondirect.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.epsondirect.co.jp/support/information/2009/seagate.asp
□ソニーのホームページ
http://www.sony.jp/
□ニュースリリース
http://vcl.vaio.sony.co.jp/iforu/hotnews/2009/02/002/
□関連記事
【1月19日】SeagateのBarracuda 7200.11などにアクセス不能になる不具合
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2009/0119/seagate.htm
(2009年2月12日)
[Reported by ryu@impress.co.jp]