ソニー、再起動なしでGPU/IGP切替ができる
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VAIO type Z |
8月9日 発売
価格:オープンプライス
ソニーは、16:9の13.1型ワイド液晶を搭載するモバイルノートPC「VAIO type Z」を8月9日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は26万円前後の見込み。
VAIO type Sから派生した高付加価値モデルで、Intelの最新プラットフォーム「Centrino2」(Montevina)を採用。GPUにGeForce 9300M GSを搭載し、Intel GM45 Expressチップセットの内蔵ビデオ機能(IGP)とスイッチで切り替えて利用できる。従来製品では切り替えにOSの再起動が必要だったが、type ZではOS起動中でも変更できる。
VAIO type Zの内部。中央に小型化したマザーボード、左下にSSD、左上にクーラー |
A4ノートと同等の機能を搭載しながら、通常の約1/3まで小さいサイズで高密度化した12層マザーボードを開発。さらに、カーボン素材のハウジングで約25g、クーラーの小型化で約40g、光学ドライブの穴あけで約50gなど徹底した軽量化を施し、重量は約1.45kgを実現。一方で、動作時72cm、非動作時90cmの落下に耐える堅牢性を持つ。
Centrino2採用でDDR2→DDR3の変更にともなうメモリの省電力化や、アプリケーションやドライバ、BIOSなどで電力を細かく制御。約9時間のバッテリ駆動を達成した。
直販サイトによるカスタマイズではSSDも用意され、さらに、SSDを2台を搭載してより高速なRAID構成も選択可能。SSD×1とDVDの構成では、本体重量が約1.36kgとなる。ディスプレイはNTSC比100%の広色域パネルで、解像度は1,366×768ドット(WXGA)、1,600×900ドットを選択できる。
店頭モデル「VGN-Z70B」の主な仕様は、CPUにCore 2 Duo P9500(2.53GHz)、メモリ2GB、HDD 200GB、13.1型WXGA液晶、DVDスーパーマルチドライブ、OSにWindows Vista Home Premium、Office Personal 2007を搭載。
インターフェイスはUSB 2.0×2、IEEE 1394(4ピン)、ExpressCard/34スロット、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/nドラフト無線LAN、V.92モデム、Bluetooth 2.0+EDR、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、SDカード/MMCスロット、メモリースティック(PRO/デュオ)スロット、31万画素Webカメラ、FeliCaポート、指紋センサーなどを装備。
本体サイズは約314×210×24.5~33mm(幅×奥行き×高さ)。
□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200807/08-0716/
□製品情報
http://www.vaio.sony.co.jp/Products/Z1/
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(2008年7月16日)
[Reported by yamada-k@impress.co.jp]