NVIDIA、ノートPC向けGPU「GeForce 9M」シリーズ
6月3日(現地時間) 発表 米NVIDIAは3日(現地時間)、ノートPC向けGPUのラインナップを一新し、「GeForce 9M」シリーズを発表した。 GeForce 9世代のノートPC向けGPU。新たにHybrid SLIをサポートし、低消費電力のGPU 1基と高性能のGPU 1基を組み合わせることで、電力と性能を最適化できるようになった。 具体的には、高性能が必要とされるときに2個のGeForceを稼働させ性能を向上させる「GeForce Boost」と、必要でないときに低消費電力GPUのみを稼働させる「HybridPower」機能が利用できる。 GeForce 8シリーズと比較して最大で40%高速化し、一般的なチップセット内蔵グラフィックスと比較して最大10倍高速だという。また、出力はミニD-Sub15ピン、DVI、HDMI 1.3、DisplayPort 1.1などをサポートする。 ミドルレンジの「96x0」シリーズと、ローエンドの「9500」の2機種が用意され、仕様の違いにより合計5モデルをラインナップする。 最上位の「GeForce 9650M GS」は、SP数が32基、コアクロックが625MHz、SPクロックが1,250MHz、メモリクロックが800MHz、バス幅が128bit、最大メモリ容量が512MB。 中上位の「9600M GT」および中位の「9600M GS」も用意される。クロックやバス幅などは公開されていないが、SP数はいずれも32基、演算能力はそれぞれ120GFLOPS、103GFLOPSとされている。 中下位の「9500M GS」は、SP数が32基、コアクロックが475MHz、SPクロックが950MHz、メモリクロックが700MHz、バス幅が128bit、最大メモリ容量が512MB。 最下位の「9500M G」も用意される。クロックやバス幅などは不明だが、SP数は16基、演算能力は60GFLOPSとされている。 □NVIDIAのホームページ(英文) (2008年6月4日) [Reported by ryu@impress.co.jp]
【PC Watchホームページ】
|