ジャストシステム、売上増も赤字が47億円に拡大5月23日 発表 株式会社ジャストシステムは、平成20年3月期(2007年4月1日~2008年3月31日)の決算を発表した。これによると、売上高は前年比11.4%増の145億7,300万円と伸びたものの、営業損失が39億1,100万円、純損失が47億5,200万円と赤字が拡大した。1株あたり損失は143円29銭。 ビジネス&パーソナル関連事業は、Kasperskyやホームページ・ビルダーなどが寄与したことで、売上高は前年を上回る59億円となった。このうち、ライセンス販売事業では、一太郎ガバメントなどが好調で売上高は49億円。OEM事業はBeatJamが大幅に減少したことで、前年比92%と縮小した。 インターネットディスク事業は堅調に推移し、法人向けサービスが前年比35%増、個人向けサービスが同11%増、事業全体で同19%増となった。 xfy事業は、ソフトウェアとニーズのギャップから導入要件の定義を定められず、売上高の計上まで至らなかったことに加え、新製品の出荷が期末になったことなどが重なり、売上高は1億7,000万円にとどまった。海外での売上は欧州、北米で各1件のサービス売上高だという。このため、国内の営業損失が32億円、海外の営業活動で19億4,700万円の損失となった。 同社はxfy事業の今後について、日米欧の同時立ち上げを目標としていたが、現行の企業体力の限界を超えているため、次期は国内を優先して進め、海外はXMetaL製品の販売に集中する、としている。 □ジャストシステムのホームページ (2008年5月23日) [Reported by yamada-k@impress.co.jp]
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