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JEITA、2007年度のPC出荷台数は930万台

PC出荷実績を解説したレノボ・ジャパンの中尾健治氏

4月24日 発表



 社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)は24日、都内で記者会見を開き、2007年度通期、下半期、および第4四半期のPC出荷台数実績を発表した。

 これによれば、出荷台数は通期で930万1,000台、下半期で493万9,000台、第4四半期で276万9,000台となった。出荷金額は順に1兆1,346億円、5,977億円、3,299億円。

 なお、2007年度からは集計参加企業が16社から13社へ減ったため、現時点では前年比を公開していない。また、デルや日本ヒューレット・パッカード、ASUSTeK、日本エイサーらが集計に参加していないため、実際のPC出荷台数とは異なる。

 形状別では、通期でデスクトップが326万6,000台、ノートが603万5,000台。ノートの構成比率が64.9%を占めるようになり過去最高となった。金額ベースでも通期で66.4%の比率となった。JEITAの分析によれば、ノートの性能向上と低価格化により出荷が伸びたとしている。

2007年度通期、下半期、第4四半期のPC出荷実績 2007年度形状別出荷台数推移 2007年度形状別出荷金額推移

 PC平均単価は通期で122,000円となった。これは2006年の121,000円を上回ったが、これはWindows Vistaが要求するスペックが高く、PC全体の基本性能向上に伴うコスト増とみている。

2007年度月別出荷単価推移。起伏があるが、これは新モデル投入のタイミングによるもの 2007年度四半期別出荷単価推移。2007年は2006年より平均1,000円高くなった

 地デジチューナ搭載モデルの出荷も順調に推移し、累計は2006年第4四半期から45万2,000台増え、120万4,000台となった。プライベートルームでの導入や、インターネットへの接続の容易性などから需要が堅調に推移した。

 2008年度の見通しとしては、ビジネス市場ではWindows Vistaの検証段階から導入段階へ移行することで徐々にリプレースが促進、セキュリティへのニーズ拡大などで堅調に推移するとみている。コンシューマ市場でもVistaへの移行やウルトラモバイル市場の新需要拡大を見込み、全体で前年比104%増の970万台を予測した。

【お詫びと訂正】初出時に2008年度の出荷台数見通しを907万台としておりましたが、970万台の誤りです。お詫びして訂正させていただきます

地デジチューナ搭載モデル累計出荷台数 2008年見通し

 なお、ウルトラモバイル市場について、ウィルコムの「D4」などのような、回線契約を前提とするデバイスを集計に入れるかどうかは現在検討中としている。

□JEITAのホームページ
http://www.jeita.or.jp/
□ニュースリリース(PDF)
http://www.jeita.or.jp/japanese/press/2008/0424/pc080424.pdf
□関連記事
【2007年8月29日】JEITA、7月のPC出荷台数は69万5千台
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0829/jeita.htm
【2007年4月26日】JEITA、2006年度国内PC出荷は6%減
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0426/jeita.htm

(2008年4月24日)

[Reported by ryu@impress.co.jp]

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