パナソニック、9.5mm厚のノートPC向けBlu-ray Discドライブ
12月27日 発表 パナソニックは27日、9.5mm厚のノートPC向けBlu-ray Disc(BD)ドライブのサンプル出荷を開始したと発表した。 ノートPC向けのBDドライブとして世界最薄の9.5mm厚を実現した製品。これまで同社は、12.7mm厚のBDドライブを出荷してきた。新製品では、薄型の2レンズアクチュエータや球面収差補正機構を採用。さらに、光学処理技術を含めた独自技術により9.5mm厚を達成したという。 BDは書き込み/読み込みに対応。2倍速でのBD-R、BD-RE書き込み/読み込みが可能で、2層メディアもサポート。また、有機色素系のBDメディアにも対応予定としている。このほか、DVD/CDの各フォーマットにおいて、7種類の書き込み/9種類の読み込みが可能になっている。 本製品は、2008年1月に米国ラスベガスで開催される「2008 International CES」で展示される予定。 9.5mm厚のドライブが製品化されたことで、これまでより3.2mm薄くなり、搭載できるノートPCの幅が広がる。同社では今後も、機能や性能の強化を進めていく予定としており、さらなる薄型化についても、実現できるかどうかは定かではないが、7mm厚の超薄型ドライブ開発も研究対象になるという。 一方、HD DVDを推進する東芝は、東芝執行役上席常務 デジタルメディアネットワーク社 藤井美英社長が2006年3月の段階で「HD DVDでは(7mm厚の)超薄型ドライブが実現できるが、BDでは物理的に作れない」と語っている。 □パナソニックのホームページ (2007年12月27日) [Reported by yamada-k@impress.co.jp]
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