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Intel in Akiba 2007レポート

初音ミクで45nmクアッドコアプロセッサのパワーを体験

12月22日~24日 開催



 インテル株式会社は、12月22日から24日の三連休に東京秋葉原のカフェソラーレ リナックスカフェ秋葉原店でユーザーイベント「Intel in Akiba 2007 Winter」を開催した。

 店内には近隣協賛ショップのIntel CPU搭載PCや、協賛メーカーの新製品などが展示されたほか、インテルをはじめとするメーカー各社によるプレゼンテーションが行なわれた。

会場には協賛ショップのPCが所狭しと並べられた 未発表製品の参考展示もあり、アイ・オー・データ機器は2008年初頭発売予定のDDR3-1333メモリを展示。Intelのオーバークロック規格XMP対応マザーボードでは1,600MHzで動作するという こちらはASUSTeKが参考展示したIntel X48 Expressチップセット搭載マザーボード「P5E3 Premium/WiFi-AP」。2008年1月から2月にかけて発売される予定

 中でも22日は、バーチャル・シンガー・ソフト音源「Vocaloid2」で初音ミクの声優を務めた藤田咲さんによる特別ステージが催された。Vocaloidは、DTM(デスクトップミュージック)ソフトの要領で、音階と歌詞を入力することで、合成音声による歌を作成できる。

 現在、このソフトを使った歌や動画がネット上に数多くアップロードされており、かなりの人気を博している。そのため、2回行なわれたステージには、いわゆる「中の人」を一目見ようと、それぞれ100人以上がつめかけた。

 1回目のステージには、藤田さんと、AV Watchに寄稿しているライターの藤本健氏がVocaloid2について簡単に解説した。藤本氏は、プロセッサパワーなどが向上したことで、ソフトシンセサイザーの能力が大幅に向上したと説明。これに音声を加えることで、自宅でスタジオが実現できるとした。

初音ミクの声優を務めた藤田咲さん 藤本健氏。現在Vocaloidの参考書を執筆中という Vocaloid2の画面。音階を選んで歌詞を入力していくと合成音声による歌ができあがる

 藤田さんは、初音ミクについて、もちろん自分の声に似ているが、自分を離れて進化しており、あくまでも初音ミクが歌っていると感じていると感想を語った。また、音声の収録現場では、2日間かけて、意味のない言葉の羅列を音階に載せて発声したと、舞台裏の作業を明かした。

 2回目のステージでは、実際にVocaloid2を使って、かえるのうたを四重奏で演奏し、Core 2 Quadの性能をアピールした。

 ちなみに、各ステージの最後にはくじによるプレゼントの抽選が行なわれたのだが、なんとそれぞれ2~3個しか用意されていない賞品に同じ人が2回も当選。くじを引いたのは他ならぬ藤田さんなのだが、2回当選した参加者を「空気読みなさいよぉ~!」と茶化し、会場の笑いを誘った。

 このほか、インテルのセッションでは、モバイルプロセッサの省電力機能の進化の変遷や、最新Xeonプロセッサの性能などについて解説がなされた。

インテルの土岐英秋氏 '89年の386SLに始まる省電力への取り組みを紹介した
インテルの鈴木光政氏 Xeonの性能向上と消費電力低減について解説した

□インテルのホームページ
http://www.intel.co.jp/
□Intel in Akiba 2007 Winterのページ
http://www.intel.co.jp/jp/personal/events/intelinakiba/
□関連記事
【11月26日】Intel In Osaka 2007レポート
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/1126/intel.htm

(2007年12月25日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]

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