国内メモリ市場は1GBモジュールが主流に~BCN調べ10月24日 発表 株式会社BCNは24日、BCNランキングデータをもとにしたメモリ販売動向を発表した。これによると、2007年2月以降、販売数が前年比で40%以上の高い成長率を記録し、ユーザーが購入するメモリモジュールの大容量化が進んでいる。 販売数量のデータでは、2月以降に前年比40%増を超える数量が9月まで8カ月続いており、底値と言われていた6月には65.8%増と大きな伸びを記録。金額面においては、2007年はDDR2メモリの価格が大きく下がったが、数量の増加によって前年を上回っている。 容量別では、主流が512MBで2007年3月までは5割を超えていたが、5月に容量1GBが42.4%で逆転。以降は1GBモジュールが4割を超え主流となった。また、容量2GBのモジュールの比率も順調に伸びており、2月には3.7%だったが、9月には13.9%となっている。
主力メモリの平均単価は、1GBの下落が激しく、2006年10月は14,900円だったが、2007年6月には6,500円まで低下。ノートPC用メモリも1GBが大きく下がり、2007年4月の15,600円から2カ月の6月には約半額の7,900円となっている。BCNでは、この価格急落が値頃感を高め、増設需要などのメモリ需要を底上げしたとしている。
メモリのメーカー別シェアでは、デスクトップ用はノーブランドが4割超で圧倒的。以下、CFD販売、アイ・オー・データ機器、エレコム、バッファローと続く。一方、ノートPC用メモリはリテールが売れる傾向にあり、アイ・オー・データ機器が4割以上のシェアを持つ。以下、バッファロー、エレコムと続き、ノーブランドは7%前後になっている。
□BCNのホームページ (2007年10月24日) [Reported by yamada-k@impress.co.jp]
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