日本HP、9,600dpi高解像スキャナ搭載インクジェット複合機
10月25日 発売 価格:オープンプライス 日本ヒューレット・パッカードは、9,600dpiの高解像度スキャナを搭載したインクジェット複合機「Photosmart C8180 All-in-One」など6モデルを10月25日より発売する。価格はオープンプライス。 ラインナップは複合機が5モデルで、内2モデルはヨドバシカメラやビックカメラなど一部量販店限定で販売する。また、プリンタ単機能のモデルを1台用意。 2007年秋モデルでは、Webページを正確に印刷する「Smart Web Printing」技術を搭載。用紙の幅に合わせてプリントする機能のほか、Webページを範囲選択してクリップブックを作成し印刷する機能などを備える。作成したクリップブックは編集可能で、各ページの拡大縮小や順番の入れ替えにより印刷枚数を調整可能し、無駄なプリントを省くことができる。またPDF化する機能も備える。いずれの機能もInternet Explorer 6/7に対応し、Firefoxには半年以内に、Safariには1年以内に対応するとしている。 対応OSは共通で、Windows 2000/XP/Vista、Mac OS X 10.3.9/10.4以降。 ●高解像度スキャナを搭載したハイエンドモデル
Photosmart C8180は、9,600dpiの高解像度スキャナを搭載したモデル。3.5型タッチパネルによるプリンタ単体での印刷や、LightScribe/±R DL対応スーパーマルチドライブによるデータの書き込み、ラベル印刷も可能。店頭予想価格は4万円台後半の見込み。 スキャナは、複数のセンサーを並べた「ページワイドアレイスキャンアーキテクチャ」と、現在主流である3色の倍となる6色×16bit階調のスキャン機能を採用。スキャナ専用機よりも高性能な機能を搭載し、色の正確性と写真の再現性を高めたとしている。 プリンタ機能の主な仕様は、解像度が4,800×1,200dpi、印刷速度がモノクロ34ppm/カラー33ppm、対応用紙はA4~B5/ハガキ/L判など。給紙枚数は100枚、自動両面印刷にはオプションで対応。インクは6色独立の染料。 インターフェイスはUSB 2.0、IEEE 802.11b/g対応無線LAN、Ethernet、CF/メモリースティック(PRO/デュオ)/SDカード/MMC/xD-Picture Card対応スロット。USBでの接続時には、PCから光学ドライブを利用可能。 本体サイズは448×392×216mm(幅×奥行き×高さ)、重量は11.4kg。 ●実売1万円前後のエントリー向け複合機 エントリー向けモデル「Photosmart C4275 All-in-One」は、前モデルの「同C3175」に1.5型のカラー液晶を追加し、印刷速度の高速化、大容量XLカートリッジへの対応を行なったモデル。店頭予想価格は1万円前後の見込み。 プリンタ機能は、解像度が4,800×1,200dpi、印刷速度がモノクロ30ppm/カラー23ppm、対応用紙がA4~B5/ハガキ/L判など。給紙枚数は100枚。インクは6/4色一体タイプで、黒は顔料、そのほかの色は染料。 インターフェイスはUSB 2.0、CF/メモリースティック(PRO/デュオ)/SDカード/MMC/xD-Picture Card対応スロットを備える。本体サイズは434×290×162mm(同)、重量は5.1kg。 C4275の上位モデルとして「Photosmart C4380 All-in-One」もラインナップ。C4275に無線LANを追加し、カラーリングを変更した。店頭予想価格は1万円台後半の見込み。
●自動両面印刷対応の単機能プリンタ
プリンタ単機能モデルの「Photosmart D5360 Printer」は、前モデルの「同D5160」から、モノクロ文字/アイコン表示だった液晶を1.5型カラーに変更し、自動両面印刷機能を搭載した。前面のPictBridge対応USBポートは省かれている。価格は1万円台後半の見込み。 プリンタ機能は、解像度が4,800×1,200dpi、印刷速度がモノクロ32ppm/カラー24ppm、対応用紙がA4~B5/ハガキ/L判など。給紙枚数は100枚。自動両面印刷とラベルプリントに対応する。インクは6/4色一体タイプで、黒は顔料、そのほかの色は染料。 インターフェイスはUSB 2.0、CF/メモリースティック(PRO/デュオ)/SDカード/MMC/xD-Picture Card対応スロットを備える。本体サイズは458×473×183mm(同)、重量は5.7kg。 ●量販店向けに特別モデルも展開 このほか、一部量販店限定で「Photosmart C6280 All-in-One」と「同C5280 All-in-One」を発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は順に2万円台半ば、1万円台後半の見込み。 C6280は、2.4型カラー液晶と自動両面印刷機能を搭載したインクジェット複合機。印刷速度はモノクロ34ppm/カラー33ppm。インターフェイスはUSB 2.0とEthernetを備える。本体サイズは446×443×189mm(同)、重量は10.3kg。 C5280は、2.4型カラー液晶を搭載したインクジェット複合機で、モノクロ32ppm/カラー24ppmの印刷速度を備える。自動両面印刷機能は非搭載で、ラベルプリントに対応する。本体サイズは452×387×204mm(同)、重量は7.1kg。
□日本ヒューレットパッカードのホームページ (2007年10月18日) [Reported by matuyama@impress.co.jp]
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