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富士通の技術に子供たちも興味津々
「富士通キッズイベント2007」開催

8月18日 開催



 富士通株式会社は18日、ものづくりや技術の楽しさを学ぶ子供向けイベント「富士通キッズイベント2007 夢をかたちにしてみよう!」を同社の川崎工場で開催した。

 本イベントは、同社が運営している子供向けの情報発信サイト「富士通キッズ:夢をかたちに」の活動趣旨である「子どもたちに技術の素晴らしさを伝えたい」をテーマに実施。これまで同社は、島根や福島の国内工場でPC組み立て教室を実施してきたが、社会貢献型のイベントは初となる。

 当日は前日までの猛暑からうって変わって過ごしやすい気温、気候。開始30分以上前から参加者が来場しはじめ、入り口には富士通サッカー部から誕生したJリーグ・川崎フロンターレのマスコット「ふろん太」が出迎えた。今回参加した児童は小学4~6年生。イベントは13:00から、14:30からの2回行なわれ、各回40名が参加。今回、参加者は首都圏が中心だが、大阪や三重から参加した家族もあったという。

 イベントは3つの部で構成。約3時間、子供たちが環境やものづくり、技術などの楽しさを学んだ。また会場には「パソコン体験ゾーン」が設けられ、空き時間を使って富士通の最新PCを自由に体験することができた。

川崎フロンターレのマスコット・ふろん太がお出迎え 会場に設けられたパソコン体験ゾーン 空き時間には保護者の方と一緒に最新PCを体験していた

●環境3Rおじさんとパソコンを分解してみよう!

 第1部は、「環境3Rおじさんとパソコンを分解してみよう!」と題し、環境3Rについての学習、デスクトップPCを分解しながら各パーツの分類などを学んだ。説明にあたった環境3Rおじさんは、「3R」と文字が書かれたシルクハットをかぶり、手品を交えながら解説を行なった。

 まず、子供たちに地球温暖化の仕組みを説明。温暖化を抑制するため、二酸化炭素の削減に重要な「3R」とは何かを子供たちに質問。3Rは「Reduce」「Reuse」「Recycle」の3つのRを取ったものだが、きちんと回答できた参加者が居て感心していた。そして3つのRを順番に説明。ロープを取り出して両端を結び、ロープの中央部分をハサミで切って、結び目を無くして再び1本のロープに戻す手品を見せるなど、ゴミの削減、再利用、再資源化を分かりやすく伝えた。

手品を交えながら説明を行なった環境3Rおじさん 「環境3Rおじさんとパソコンを分解してみよう」 3Rの意味。きちんと答えられる参加者も
それぞれの意味を丁寧に解説。所々に手品を入れながら子供たちの興味を引くような演出を盛り込んでいた

 温暖化と3Rについて一通りの説明を終え、PCの分解を開始。ケース側板から順番に、FDD、光学ドライブ、HDD、メモリモジュール、CPU、電源、マザーボードを子供たちと分解していった。パーツを取り外す際に、各パーツが学んだばかりの3Rについて、どれに当てはまるかを質問。子供たちはいずれも正確に回答し、ドライブ類、メモリ、CPUは「Reuse」、ケースや電源、マザーボードは「Recycle」と分類していった。CPUはクーラーと一体になっている状態だったため、中には「この部分はヒートシンク」と回答できるPCに詳しい参加者も居た。

小学生には馴染みが薄くなってきているFDDを解説 HDDはリユース時に個人情報保護のためデータの消去を行なうことを説明 環境3Rおじさんの説明を熱心に聞く子供たち
CPUを取り外すときはクーラーと一体だったため、この部分がCPU本体だと解説 電源、マザーボードと取り外していき解体が完了。マザーボードはさまざまな部品で構成されているため、材料ごとにリサイクルを行なうことを説明した
最後に分類されたリユースされるパーツ。ドライブ類やメモリ、CPUが当てはまる リサイクルされるパーツはマザーボード、電源、ケースなど

 最後に第1部をおさらいし、富士通が取り組んでいるPCの3Rについてのビデオを観賞。環境3Rおじさんは子供たちが実践できる3Rを説明し、当日配布されたエコバッグでレジ袋の削減や、ゴミの分類などをして欲しいと呼びかけた。

富士通が取り組んでいる3Rに関するビデオを上映 3Rへの取り組みを子供たちにも呼びかけ 実行できる日常の3Rを提示。各項目でチェックできるよう、後ほど資料が配付された

●富士通の技術・歴史について楽しく学ぼう!

 休憩の後、第2部の「富士通の技術・歴史について楽しく学ぼう!」へと続いた。ここでは、川崎工場にある「富士通テクノロジーホール」を見て、日常で使われている富士通の技術を紹介した。

 富士通の歴史を振り返る「History Zone」では、リレー計算機、海底ケーブルなどを紹介。子供たちは、普段見ることができない技術に関心を持ち、深海の水圧に耐えられる海底ケーブルの堅さなどを確かめていた。

 現行および将来の技術を紹介する「Now & Future Zone」では、米国では導入が進んでいるスーパーの無人レジ、多くの銀行で見られるようになった静脈認証ATM、大型のディスプレイを備える情報端末「UBWALL」などを実演を交えて解説。スーパーのレジや銀行など、身近なところにある技術だったため、面白かったという参加者が多かった。なお、このゾーンは撮影禁止だったため、写真がないのはご了承いただきたい。

リレー計算機は実際に動作させ、子供たちはその動きを見つめていた 海底ケーブルの説明を聞く子供たち 海底ケーブル。実際に触っても良いということで、子供たちはその堅さを確かめていた

●未来の夢をかたちにしてみよう!

 第3部は「未来の夢をかたちにしてみよう!」というワークショップを実施。粘土工作の「粘土で作る未来のロボット」、絵画の「パソコンパーツに描くみんなの未来」のいずれかを選んで、アートで表現した。このワークショップは、株式会社ロフトワークの「クリエイティブ・チルドレン・プロジェクト」との共同で実施された。

 絵画は、実際に描く土台がノートPCの天板で、同社の企業向けノート「LIFEBOOK」のリサイクル前のものを使った。さらに絵の具のパレットには、こちらもリサイクル前のキーボード下部のプラスチック部品を使用。約1時間と短い時間ながら、参加者はそれぞれ作品を完成させ、記念撮影などを行なった。

「粘土で作る未来のロボット」の様子 器用に次々と作品を完成させていく
こちらは「パソコンパーツに描くみんなの未来」の様子 参加者がそれぞれの夢を描いていく
絵を描いたのはリサイクルされるノートPCの天板 リサイクルされる頻度が高いため、今回は法人向けの「LIFEBOOK」の天板を利用 パレットにもリサイクルされるキーボード下部のパーツを使用

●今後も社会貢献のイベントに意欲

 本イベントは、富士通が取り組んでいる環境への配慮、ものづくり、技術などに興味を持ってもらうことが目的だったが、子供たちからは一様に「面白かった」、「楽しかった」という声が聞かれた。富士通としては初めての試みだったが、無事成功できたと言えそうだ。同社は今後も、このような社会貢献型のイベントを催していきたいという。最後に、参加者全員で記念撮影を行ない、イベントが終了。笑顔で帰路につく参加者たちが印象的だった。

□富士通のホームページ
http://jp.fujitsu.com/
□イベントページ
http://jp.fujitsu.com/about/kids/events/20070818/
□関連記事
【8月6日】島根富士通で30組の親子がノートPCの組み立てに挑戦
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0806/fujitsu.htm
【7月30日】富士通パソコン組み立て教室で30組の親子が組み立てにチャレンジ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0730/fujitsu.htm
【7月12日】技術の面白さ、物作りの楽しさを伝える「富士通キッズイベント2007」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0712/fujitsu.htm

(2007年8月20日)

[Reported by yamada-k@impress.co.jp]

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