ソースネクスト、更新無料のはがき作成ソフト「筆王ZERO」
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9月7日 発売
価格:4,980円
筆王ZERO |
ソースネクスト株式会社は、更新料0円を謳うZEROシリーズとして、はがき作成ソフト「筆王ZERO」を9月7日より発売する。価格は4,980円。
Windowsの正式サポート終了まで、バージョンアップを無料で提供するはがき作成ソフト。アプリケーション本体のバージョンアップのほか、干支などのイラスト、郵便番号や住所の最新辞書データ、フォント、フレームなどの画像、文章例などを無料で提供する。これによりシーズン毎に買い換えることなく、新しいコンテンツを利用してはがきを作成可能という。
対応OSはWindows 2000/XP/Vistaで、サポート期限はWindows 2000が2010年7月まで、Windows XPが2014年4月まで、Windows Vista(Businessを除く)が2015年4月まで。PCやOSを変更した場合にも、継続して利用可能。
イラストや文字などのパーツと背景などの組み合わせや、文面デザインをベースにはがきを作成するソフト。2ステップでデザインする「できてます」機能も搭載。また、住所録作成機能も備え、ハガキ印刷時に自動で送付済みの記録を付けることもできる。
パッケージはCD/DVD-ROM版を同梱した構成。ガイドブックとしてフルカラーの「できる筆王」が付属する。アップデート版や乗り換え版などは用意されない。
なお、筆王シリーズはイーフロンティアがプログラム著作権と商標権を有していたが、ソースネクストは2007年3月にそれらを取得しており、今回ZEROシリーズとして投入する。
追加コンテンツダウンロードのデモ | サポート期限。Vista(Business除く)は2015年まで | インプレスジャパン制作の「できる」ガイドブックが付属 |
●ZEROシリーズで100億円の売上を目指す
同日開かれた事業戦略発表会では、同社 代表取締役社長 松田憲幸氏が、「ウイルスセキュリティーZERO」と「携快電話ZERO」の好調さをアピールした上で、ZEROシリーズ第3弾となる筆王ZEROを紹介。
はがき作成ソフトのバージョンアップ/買い換え動機として、ユーザーからの新しいイラスト/素材への高い要求があるとし、それを筆王ZEROの投入理由として説明。また、コンセプトとして「やさしい、かんたんにこだわった」とし、音声によるガイドやCD/DVD-ROMの同梱仕様の採用、ガイドブックの添付を行ない、ラインナップの一本化を行なったことをアピールした。
同ソフトの目標としては、はがき作成ソフトの販売本数シェアで1位を目指すという。また、ZEROシリーズは今後も拡大を図り、同シリーズで売上100億円を目指すとした。
代表取締役社長 松田憲幸氏 | 新しい素材へのユーザーからの要求が高い | ZEROシリーズで売上100億円を目指す |
●「てがるオフィス」が日本語β版に
そのほか、Webブラウザで利用するオフィススイート「ThinkFree てがるオフィス」の状況を説明。
てがるオフィスは、文書作成、表計算、プレゼンテーション作成の3ソフトからなるオフィススイート。加えて、作成したドキュメントを公開/検索/評価できるコミュニティサイト「ThinkFree Docs てがるライブラリ」も同時に展開する。
てがるオフィスは5月14日にβ版が公開され、インターフェイスが英語となっていたが、7月9日より基本的なワークフローを利用する際のインターフェイスが日本語化され「日本語ベータ版」となった。合わせて、株式会社エクスメディアと株式会社ミロク情報サービスが500点以上のテンプレートを提供開始し、それらを利用することで効率よく文書作成ができるとしている。
正式サービス開始は9月を予定。その後有料サービスやパッケージ版を発売予定。そのほか、ネットカフェ向けに1店舗1カ月あたり6,000円で提供し、初年度で1,000店舗での採用を目指すとした。
コラボレーション機能を備えるてがるオフィス | てがるオフィス | てがるライブラリ |
□ソースネクストのホームページ
http://www.sourcenext.com/
□製品情報
http://www.sourcenext.com/titles/use/83320/?i=top
□関連記事
【5月14日】ソースネクスト、Webで使える無料のオフィスソフト
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0514/sourcenext.htm
(2007年7月9日)
[Reported by matuyama@impress.co.jp]