NVIDIA、ノート向けGPUの最上位
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「GeForce 87000M GT」 |
6月12日(現地時間) 発表
米NVIDIAは12日(現地時間)、ノートPC向けGPUの最上位モデル「GeForce 8700M GT」を発表した。即日出荷開始されており、東芝の新型ゲーマー向けノートPC「dynabook Satellite WXW」に採用されている。
GeForce 8Mシリーズのスペック表 |
5月に発表されたDirectX 10対応モバイル向けGPU「GeForce 8M」シリーズの最上位に位置付けられる製品。製造プロセスは80nm、TDPは35W。
Streaming Processor(SP)の数は32で、8600M GTと同じだが、GPUコアおよびメモリのクロックを向上させている。コアクロックは625MHz、シェーダクロックは1,250MHz、メモリクロックは800MHz。メモリはGDDR3で、最大512MBまで対応。バス幅は128bit。
機能面はGeForce 8Mシリーズを踏襲。DirectX 10サポート、動画再生支援機能のPureVideo HD、省電力機能PowerMizerなどを備える。また、ノートPC接続用モジュールMXMにも適合する。
同社の測定によると、GeForce Go 7シリーズの7950 GSと比較して、性能は最大で70%向上するという。また、統合シェーダであるため処理が効率的であること、カプコンのアクションシューティングゲーム「ロストプラネット」においても、DirectX 10の機能などを活かして、Xbox 360版よりも綺麗な描画が行なえ、影の表現力はよりリアルになるとしている。
GeForce 8700M GTと、GeForce Go 7950 GTの比較グラフ | ロストプラネットの画像比較。左がXbox 360、右がGeForce 8MシリーズのPC |
□NVIDIAのホームページ(英文)
http://www.nvidia.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.nvidia.com/object/IO_43357.html
□製品情報(英文)
http://www.nvidia.com/object/geforce_8M.html
□関連記事
【5月9日】NVIDIA、DirectX 10対応のモバイルGPU「GeForce 8M」シリーズ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0509/nvidia.htm
(2007年6月13日)
[Reported by yamada-k@impress.co.jp]