COMPUTEX TAIPEI 2007レポート Avago、タッチパッド/トラックポイントに続くポインティングデバイス会期:6月5日~9日 会場:Taipei World Trade Center Exhibition Hall 1/2/3 半導体部品企業のAvago Technologiesは、COMPUTEX会場において、ノートPC向けの新しいポインティングデバイスを公開した。 Avagoは、Hewlett-Packardの電子部品開発部門を分社化したAgilent Technologiesから、さらに半導体部品部門を分社化して誕生。一般ユーザーへのなじみは薄いが、光学センサーやレーザーセンサーを使っているマウスのセンサーや、液晶ディスプレイのLEDバックライト用デバイスなどを開発しており、マウス用センサーは世界シェア1位。ユーザーが知らないところでお世話になっている企業である。 そのAvagoが公開したのが、タッチパッドやトラックポイントとは違う新型のポインティングデバイス「AMRS-2325」「AMRS-1000」。既にサンプル出荷を開始している。会場のデモでは、HPのノートPCに搭載させたもの、USB接続の縦型ケータイ電話のようなものが展示されていた。
中央にポインティングを行なう丸いボタンがあり、360度自由に動かすことができるもので、中央のボタンはクリック機能も持っている。操作感は非常に軽快で、指1本でカーソル操作とクリックの操作が行なえる。 また操作モードとして、カーソルを自由に動かせるマウスモードや、8方向のジョイスティックモード、それぞれの加速機能付き、4方向+縦横スクロール操作などの各モードが用意されている。 サイズは直径23mm、厚さが4mmと実装面積も小さい。スマートフォンやUMPCなどの携帯機器にも向いている。まだリリースされたばかりでコストが問題になりそうだが、量産効果でコストが下がるにつれて、採用される機器が増えていくだろう。 □COMPUTEX TAIPEIのホームページ(英文) (2007年6月11日) [Reported by yamada-k@impress.co.jp]
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