Microsoft、複数の指でテーブル画面上の操作が行なえる「Surface」
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Microsoft Surface |
5月29日(現地時間) 発表
米Microsoftは29日(現地時間)、キーボードやマウスを使わずに複数の指で操作を行なえる「Surface」を提供開始したと発表した。
主にホテル、レストラン、会議室や家庭などの場所に置くディスプレイ付きテーブルの操作インターフェイス向けの技術。複数の指で画面の操作を行なえるほか、テーブル上に置かれたオブジェクトを認識する機能も搭載している。
同社が開設したサイトで公開されているビデオでは、複数の指をテーブル上で回転させたりや指の距離を広げることで、画像の回転と拡大などの操作を行なっていたほか、デジタルカメラをテーブルに置くとカメラ内の画像が自動的に読み出され表示される様子、実際の筆などで画面に直接絵を描く様子が紹介されている。
Surfaceを搭載したテーブル | 2本の指でデジタルカメラ画像を回転 |
携帯電話を2台載せると機能比較を行なう | レストランでの使用を想定したメニューのオーダー。2人席を想定しているようだ |
また、PDAをテーブルに置き、写真や音楽などを指でドラッグ&ドロップすることで転送が開始する様子や、携帯電話ショップで2台の携帯電話をテーブルに置くと自動的に両製品の機能を比較する様子、レストランで写真から料理選び、テーブル中央のゾーンに放り込むことで注文したり、飲み物が入ったコップを載せると水玉が飛び出すエフェクトが表示される様子も紹介されている。
同社は、プロジェクタとカメラを組み合わせ、テーブル上の指の動きや置かれた物を認識する技術を開発しており、2006年9月に行なわれた「Microsoft Hardware Launch Event 2006」でデモも公開された。今回のSurfaceもこれらの技術を応用したものと思われる。
Surfaceに対応した製品はパートナーから提供され、Harrah's Entertainment、Starwood Hotels & Resorts Worldwide、T-Mobile USAなどが名乗りを上げている。
□Microsoftのホームページ(英文)
http://www.microsoft.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2007/may07/05-29MSSurfacePR.mspx
□Surfaceのホームページ(英文)
http://www.microsoft.com/surface/
□関連記事
【2006年9月20日】Microsoft Hardware Launch Event 2006
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0920/mshard6.htm
(2007年5月30日)
[Reported by ryu@impress.co.jp]