5月25日 発表

　ラオックス株式会社は25日、平成19年度3月期(2006年4月1日～2007年3月31日)の連結決算を発表した。

　売上高は806億7千1百万円(対前年21.9%減)、営業損失は40億4千万円、経常損失は41億5千2百万円、当期純損失は52億9千2百万円となった。売上高が減少するとともに、営業損失の拡大が顕著となっている。

　なお、ソフト関連の評価損、閉店に伴う什器の廃棄、有価証券評価損などにより、17億7千4百万円を特別損失として計上している。

　売上げとしては、携帯電話、玩具、ホビーなどの小物商品が堅調だったが、PC、TV、冷蔵庫などの大型商品が不振だったとしている。とくにPCについては、Windows Vistaを前にした買い控えと、Vista登場後の需要復調が弱かったことを理由として挙げている。

　直営店舗については、期間中に10店舗の新規開店と4店舗の閉店を行なった。なお、グループ企業であった株式会社真電がノジマに吸収されたことにより、グループ全体では113店舗から92店舗に縮小した。

　来期については、「黒字化改革」に軸足を移し、既存店舗のリニューアルと5～10店舗の新規出店を予定している。

　売上規模の縮小傾向は続くものの、黒字化を図り、売上高720億円、営業損失1億8千万円、経常利益2億5千万円、当期利益35億円を見込むとしている。

　また、同日付で、本多利範代表取締役が退任し、山下巌執行役員広報IR室長が代表取締役に就任する人事を発表している。6月26日開催予定の株主総会で正式決定される予定。

　山下氏は、元ナカウラ常務取締役営業本部長で、2000年にラオックスに入社。広報部長から執行役員広報IR室長を歴任している。

□ラオックスのホームページ
http://www.laox.co.jp/
□決算短信(PDF)
http://www.laox.co.jp/laox/press2007/070525_2.pdf
□人事異動(PDF)
http://www.laox.co.jp/laox/press2007/070525.pdf
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【2006年6月1日】ラオックス、地域密着型店舗へ戦略転換
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0601/laox.htm

(2007年5月28日)

[Reported by date@impress.co.jp]