富士通、カラー電子ペーパー採用のWindows CE情報端末
4月20日 発売 価格: 富士通フロンテック株式会社は20日、世界初となるカラー電子ペーパーを採用した携帯情報端末「FLEPia(フレッピア)」を発表。国内でのサンプル販売を開始した。 画面サイズはA5とA4の2種類が用意され、10台あたりのサンプル価格は前者が1,575,000円、後者が2,625,000円。ユーザーサポートを十分に行なうために、企業向けに10台単位での出荷となる。出荷時期は10月末。 富士通フロンテックと富士通研究所が共同で開発したカラー電子ペーパーを採用した携帯端末。SDカードスロット、IEEE 802.11b/g無線LAN、USBコネクタを内蔵し、さまざまな配信方法のコンテンツに対応。ユビキタス・コンテンツ・ブラウザと命名されている。 電子ペーパーは、電源がなくても静止画像を半永久的に表示させられ、画面の書き換えにのみ電力を消費する。このため同端末では、コンテンツ表示間隔を1分とし、8色のカラー画像を3,000ページ表示させた場合、1回の充電で50時間のコンテンツ表示を行なうことができる。 CPUにXScale、OSにWindows CE 5.0を搭載しており、Webブラウザやメールなどのソフトウェアのほか、マイクロソフトのワープロ、表計算、プレゼンテーションなどのアプリケーションデータの表示にも対応する。 液晶にはタッチパネルを備えており、コンテンツの操作を容易に行なえる。また、上下左右および決定操作が行なえるスクロールボタンと、6つのファンクションボタンを備える。 表示解像度は768×1,024ドット(XGA)で、表示色は8色または4,096色。書き換え速度は8色時が2.3秒、4,096色時が10秒。本体色はホワイトパール、ピンクパール、シルバーの3色が用意される。 本体サイズおよび重量は、A5タイプが158×240×12mm(幅×奥行き×高さ)/320g、A4タイプが210×304×12mm(同)/480g。 □富士通のホームページ (2007年4月20日) [Reported by ryu@impress.co.jp]
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