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ターボリナックス、Linux環境を携帯できるWizpyの詳細を公開
〜ネットストレージ/アップデート/SNSも提供

2月23日 出荷開始

価格:29,800円



Wizpy

 ターボリナックス株式会社は31日、都内でプレス向け説明会を開催し、Linux環境を持ち運びできるメディアプレーヤー「Wizpy」の製品仕様と、Webサービス「Wizpy Club」の開設を行なった。

 Wizpyとは、PCに接続してUSBブートすることでいつでも同じLinux環境を利用できるようにするデバイスで、音楽再生や動画視聴などのメディアプレーヤー機能も備える。2006年11月に製品の発表が行なわれている。

 製品のラインナップは3つ用意され、「Wizpy 2G ホワイト」が29,800円、「Wizpy 4G ホワイト」と「同ブラック」が33,800円。本日より同社直販サイト「Turbolinuxオンラインショップ」で予約が開始されている。出荷は2月23日より開始され、3月9日より一部量販店などにも出荷が開始される。同社直販サイトで予約購入すると、限定モデルとしてWizpy背面にTurbo Linuxのロゴがプリントされる(通常版はWizpyのロゴ)。また、先着200名には専用キャリングバックがプレゼントされる。

 メディアプレーヤーとして音楽再生(OGG/MP3/WMA)、動画再生(XviD/MPEG-4)、音声録音(MP3)、静止画表示(JEPG)、FMラジオ、テキスト表示機能などを備える。ディスプレイは25万6千色表示対応の1.71型OLEDディスプレイを搭載。

 搭載OSはTurbo Linux Fujiのカスタム版で、フラッシュメモリへの最適化やWizpyからブートしたPCのHDDを不可視にするなどの変更が行なわれている。プリインストールされるソフトは、FireFox/Thunderbird/Skype/RealPlayer 10 for Linux/Adobe Reader 7.0/ATOK for Linuxなど。OpenOffice.org 2.1は4GBモデルのみにプリインストールされ、2GBモデルはWizpy Clubのプラグインより追加可能。

 本体サイズは84×42×12.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は50g。イヤホンやストラップ、Wizpy OS起動用ディスク(USBブートが不可能な場合に利用)などが付属する。

 なお、Wizpyに搭載されたLinuxの利用には、Celeron 700MHz/256MBメモリ/USB 2.0対応ポート以上のスペックが推奨されている。

天面、左からラインイン、ストラップホール、イヤホンジャック 底面、左からマイク、USBポート 左側面、ロック機能とリセットボタン
右側面 イヤホンにはターボリナックスのロゴをプリント

 また、Wizpyユーザーをサポートするものとして、WebサービスであるWizpy Clubが紹介された。11月の発表会で言及されていたネットストレージなどを具体化したサービスで、初年度は無料で提供される。2年目以降は月額400円。

 主なサービスは、ネットストレージ500MBに加えて、ソフトウェアのセキュリティアップデート(Clubに非加入でも入手可能)、プラグイン/ソフトウェアの販売(有償/無償)、SNSサービスなどが提供される。その後はコンテンツ配信サービスやe-Learningコンテンツも提供する予定だという。

Wizpy Clubのイメージ Wizpy Clubの概要
Wizpy Storage Wizpy ClubのSNS

●PC 2.0をコンセプトにしたWizpy

代表取締役社長兼CEO 矢野広一氏

 説明会では、同社代表取締役社長兼CEO 矢野広一氏が開発経緯を説明。

 同氏は「スタートポイントはインストールレスにするということ。Live LinuxやUSBに入れるといったことはこれまでにもあったが、どうせインストールレスにするならもっとマルチメディアファンクションで、MP3やケータイプレーヤーとの融合をやってみようという方向があった」と説明。

 続けて、「例えばiPodにOSを入れることはできるが非常に重たい、フラッシュメモリに入れることは可能だしアクセス速度も十分だが、マルチメディアファンクションがない。この2つを足すということが技術的に大変だった。苦労して実現してOSを持ち運べるようになると、さまざまなメリットが後から生まれてきた。この新しい使い方、ソフトとPCを1:1で対応させるのではなく、1:nで対応させるPC 2.0というコンセプトで展開していきたい」と抱負を語った。

 また、Googleをオープンソフトウェア産業で一番の勝ち組として取りあげ、同様にOSS(Open Source Software)を扱いつつも、これまでとは異なりソフトウェアを販売するのではなく、製品であるWizpyを販売して収益を上げていくとした。なお、販売目標は5万台。

1:1から1:nへと移り変わるPC活用法

□ターボリナックスのホームページ
http://www.turbolinux.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.turbolinux.co.jp/cgi-bin/newsrelease/index.cgi?date2=20070031153734&mode=syosai
□製品情報
http://www.turbolinux.co.jp/products/wizpy/
□関連記事
【2006年11月21日】ターボリナックス、Linux環境を持ち運びできるメディアプレーヤー
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1121/tlinux.htm

(2007年1月31日)

[Reported by matuyama@impress.co.jp]

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