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レノボとインテル、東京ヤクルトの公式スポンサーに
~古田監督のサイン入り「ThinkPad X60」を抽選でプレゼント

契約書を見せる東京ヤクルトスワローズ 古田敦也 選手兼任監督

1月25日 発表



 レノボ・ジャパン株式会社インテル株式会社は25日、プロ野球の株式会社ヤクルト球団・東京ヤクルトスワローズとオフィシャルスポンサーシップ契約の締結に合意したと発表した。

スポンサーシップのロゴ(左)と2007年シーズンのユニフォーム&ヘルメット

 契約期間は2007年度シーズン。これにより、2007年シーズンの東京ヤクルト主催試合で、「Lenovo」ロゴの入ったヘルメット、「Intel」ロゴが入ったユニフォームを着用して試合を行なう。国民的スポーツであるプロ野球のスポンサーシップを通じて、日本での知名度向上を図る。

 プロ野球のスポンサーシップ活動を行なう上で、東京ヤクルトを選択した理由は、「古田選手兼任監督が中心となって進めている『F-Project』のもと、人材育成や地域社会への貢献など、革新を続ける球団の活動、“インテリジェント”なイメージに共感した」という。

 具体的なスポンサーシップ活動としては、子供達への野球教室、パソコン教室を共同で開催するなど、地域密着の社会貢献活動を行なっていくという。すでに球団公式サイトの右上には、レノボとインテルのロゴが追加されている。

 同日、都内で開催された発表会では、レノボ、インテル、ヤクルト球団の社長3名と、東京ヤクルトスワローズの古田敦也 選手兼任監督が出席。今回の提携の大きさを感じさせた。

ヤクルト球団 多菊善和 代表取締役社長 東京ヤクルトスワローズ 古田敦也 選手兼任監督
レノボ・ジャパン 天野総太郎 代表取締役社長 インテル 吉田和正 代表取締役共同社長

 まず、最初に挨拶をしたヤクルト球団 多菊善和 代表取締役社長は、「(レノボとインテルは)ものすごい勢いで伸びているIT業界で、その中でも、革新を続けている。また、ヤクルトも世界各国に進出中で、(両社と)一緒に仕事をしていけるのではないかと思った。そこで両社にお願いして、スポンサーになっていただいた」と話し、ITと野球を繋いだのが“革新”だったと説明。東京ヤクルトの活動としても「野球も変わっていかなければならないと思っている」と、革新の重要性を語った。

 続いて、レノボ・ジャパンの天野総太郎 代表取締役社長は、「理想の上司No.1である古田監督の活動に、私自身が非常に共感を覚えている。F-Projectなど東京ヤクルトはプロ野球界のイノベーションを進めている、また、社会貢献に積極的に取り組んでいる点がレノボの企業文化に似ている」と、レノボと東京ヤクルトの共通点を説明。支援する球団に東京ヤクルトを選んだ理由を語った。

 さらに今回のスポンサーシップの目的について、「レノボという会社は誕生して日が浅い。日本だけでなく世界でも認知度向上の余地がある。レノボは各国の地域で人気のあるスポーツを支援し、北京五輪、米国ではNBA、NHL、NFLのスポンサーを務めている。今回の東京ヤクルトもその一環と位置付けており、レノボ・ジャパンという名前が浸透し、日本のユーザーに愛されるようにしたい。スポンサーだけにとどまらず、協力体制を追求し、社会への貢献を行ないたい」と話し、レノボの日本での知名度の向上、社会貢献を目指すとした。

 インテルの吉田和正 代表取締役共同社長は、「今回、素晴らしいスポンサーシップの機会を頂いて嬉しく思う」と喜びを表現。吉田氏は「古田監督が(野球で)実現しようとしている部分は、リーダーシップや、地域貢献など、インテルと似ている。3社が力を合わせると、非常に素晴らしいことができると期待している。インテルは教育、社会貢献に関しても力を入れてきた。(東京ヤクルトが実施している)野球教室に、パソコン教室を組み合わせてやって行きたい。プロ野球を通じて、技術先進国である日本に貢献したい」と、単なるスポンサーにとどまらない活動とすることを強調した。

モデルとして登場した田中浩康選手(左)と飯原誉士選手(右)。古田選手兼任監督(中央)が両社のロゴを指さしている

 3社の社長の挨拶の後、2007年シーズンの東京ヤクルト主催試合でのユニフォームとヘルメットが公開された。モデルは、2006年シーズンにセカンドのレギュラーに定着した田中浩康内野手と、フレッシュオールスターで4安打を放ちMVPを獲得した飯原誉士外野手の2人。球団マスコットのつば九郎、燕太郎も登場した。田中、飯原両選手は、古田選手兼任監督から「緊張してるなぁ。ITと無縁なんじゃないの」と突っ込まれ、「大丈夫ッス」と笑顔でモデルを務めた。

 直後に、レノボの天野社長から優勝祈願として、古田選手兼任監督にプレゼントが贈られた。モノは「ThinkPad X60 Tablet」。古田選手兼任監督は、Tablet PCの回転するディスプレイに驚いた様子だった。

 また、マスコットのつば九郎にもプレゼントが用意されていた。つば九郎は12球団でも珍しいブログをやっているマスコットとして知られ、吉田共同社長から12.1型ワイド液晶/Core 2 Duoを搭載する「Lenovo 3000 V100」を手渡された。

 さらに、ファンへのプレゼントとして、古田選手兼任監督が会場でサインをした「ThinkPad X60」をプレゼントすることも発表。プロ野球が一斉にキャンプインする2月1日より、3社のサイトで応募受付を開始する。

プレゼントされたThinkPad X60 Tabletの回転する液晶ディスプレイを見て驚いていた古田選手兼任監督 つば九郎はブログをやっているということでLenovo 3000 V100をゲット
ファンへのプレゼントのThinkPad X60にサインをする古田選手兼任監督 世界に1つしかない古田選手兼任監督のサイン入りThinkPad X60
正面からもう1枚 サイン入りThinkPad X60

 最後に、東京ヤクルトスワローズ 古田敦也選手兼任監督が「力強いパートナーを得た。(両社は)PCの世界に強い方々で、世界を見ているのかと思っていたが、地域を活性化したいというのを聞いて意見が合った。このスポンサーシップによって、東京らしいグローバルなチームになっていけるのではないかと思っている。今回のロゴ入りユニフォームは世界に出しても恥ずかしくないものになっていると思う」とコメント。「監督である私が選手のケツを叩いて頑張って、日本一を目指す」とシーズンへの意気込みを語った。

 質疑応答では、今後の具体的な活動プランについて質問があがった。天野社長は、「これから話を詰めていきたい。野球教室に合わせて、パソコン教室を一緒にやらせていただければ。現時点ではこれだけだが、将来、もっと色々とやっていきたい」とコメント。パートナーシップ契約を結んでいるユニデンは、F-Projectの一環として「ユニデンデー」を開催しており、「レノボデー」や「インテルデー」なども期待できそうだ。そして、レノボは中国でコラボレーションによるPCを作ったこともあり「要望があればヤクルトパソコンも作っていきたい」ともコメントした。

 使用しているPCやCPUについて聞かれた古田選手兼任監督は、「パソコンは詳しくないので、これからはこれ(ThinkPad)を使います。野球教室とパソコン教室を一緒にできるようになったのはすごい時代になった。……でも、PCまでは覚えてないなぁ」というコメントにとどめた。古田監督は、ブログも持っており、Let'snoteユーザーとしても知られている。

□レノボ・ジャパンのホームページ
http://www.lenovo.com/jp/
□ニュースリリース
http://www.lenovo.com/news/jp/ja/2007/01/0125.html
□インテルのホームページ
http://www.intel.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2007/070125.htm
□東京ヤクルトスワローズのホームページ
http://www.yakult-swallows.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.yakult-swallows.co.jp/red_mpl/topicsView2.cgi?TYPE=T&SEQ=8520
□関連記事
【2006年12月5日】レノボ、Core Duo搭載のタブレットPC「ThinkPad X60 Tablet」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1205/lenovo.htm
【2006年10月31日】レノボ、ノートPC「Lenovo 3000 N100/V100」にCore 2 Duo搭載
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1031/lenovo.htm
【2006年2月1日】レノボ、1.16kgのCore Duo搭載ノート「ThinkPad X60s」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0201/lenovo.htm
【2006年3月14日】ユニデン、ヤクルトスワローズとパートナーシップ契約(AV)
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20060314/uniden.htm

(2007年1月26日)

[Reported by yamada-k@impress.co.jp]

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