AMD、大規模データ処理用新プロセッサとしてRadeonを投入11月14日(現地時間)発表 米AMDは14日(現地時間)、世界初のエンタープライズ向けHPC(High Performance Computing)専用プロセッサ「AMD Stream Processor」を発表した。 Stream Processorは、従来の意味のプロセッサではなく、GPUであるRadeonをグラフィックス以外の汎用データ処理に用いたもの。AMDではCTM (Close to Metal)と呼ばれる開発環境も発表しており、これにより、GPUのネイティブ命令セットやメモリにアクセスでき、CPUと同様に扱えるようになる。 GPUはストリーミングデータ処理に適していることから、財務分析や地震の解析など大規模な並列計算が必要な分野で、CPUを用いるより、処理時間を短縮できる。 性能についても、CTMにより、OpenGLなど一般的な3D APIを使う場合より、最大で8倍向上するという。 Stream Processorの詳細は明らかにされていないが、Radeon X1900 XTX(512MB)搭載のPCI Expressカードを2枚実装したシステムになるものと思われる。 □AMDのホームページ(英文) (2006年11月15日) [Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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