ATI、GPUで汎用ストリームデータ演算が可能に
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Radeon X1900 |
9月29日(現地時間) 発表
加ATI Technologiesは9月29日(現地時間)、同社製GPU上で汎用ストリームデータの演算を可能にする技術を発表した。
これまで同社製GPU上ではHavok FXによる物理演算ができたが、演算可能なストリームデータの範囲を拡大し、金融、医療などのエンタープライズ向け汎用ストリームデータの計算も可能にした。従来の方法と比較して16倍~40倍以上の演算速度の高速化を実現できたとしている。
同社はこの技術をソフトウェアプラットフォーム「PeakStream」上で提供する。また、AMDのコプロセッサイニシアティブ「Torrenza」に投入され、ストリームデータを高速化するためのコプロセッサ技術として採用される見込み。
また同日、分散コンピューティングでたんぱく質構造を計算するソフトウェア「Folding@Home」が、新たに同技術に対応したバージョンをリリース。同ソフトを利用すればRadeon X1900上で演算を約20倍~40倍高速化できるという。
□ATI Techonologiesのホームページ(英文)
http://www.ati.com/
□ニュースリリース(英文)
http://ir.ati.com/phoenix.zhtml?c=105421&p=irol-newsArticle&ID=910519 (ストリームデータ演算技術)
http://ir.ati.com/phoenix.zhtml?c=105421&p=irol-newsArticle&ID=910521 (PeakStream)
http://ir.ati.com/phoenix.zhtml?c=105421&p=irol-newsArticle&ID=910520 (Folding@Home)
□関連記事
【7月25日】【海外】AMDとATIのプロセッサは1つに融合する
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0725/kaigai290.htm
【6月6日】ATI、CrossFireで物理演算が可能に
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0606/ati.htm
(2006年10月2日)
[Reported by ryu@impress.co.jp]
PC Watch編集部
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