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WWDC2006レポート

WWDC2006基調講演詳報(2)
〜"Leopard"の新機能を詳報

会場:San Francisco「Moscone Center West」

会期:8月7日〜11日(現地時間)



 基調講演は約1時間30分にわたって行なわれた。そのうちちょうど1時間が"Leopard"に搭載される新機能の紹介とそのデモンストレーションに割かれている。"Leopard"のセクションに入る際、スティーブ・ジョブズCEOは「今日は10個の新機能を見せる」とコメントした。

 そのうえで「彼ら(Vista)は、AppleやGoogleを模倣しているに過ぎない」として、会場でも見せることができない『TOP SECRET』が、"Leopard"に存在することをほのめかした。もちろん詳細は語られていないが、何かあるとしたら今回の講演ではピックアップされなかったFinder(ユーザーインターフェイス)まわりだろうか? 毎回メジャーバージョンアップに合わせて、Finder周りには何らかの手が加えられてきている、というのが想像の根拠だ。

 さらにこの『TOP SECRET』が、今回配布されたPreview版にすら含まれない仕様なのかも含めて、謎はしばらく謎のままとなるだろう。Preview版の内容に関しては、NDA(Non Disclosure Agreement=機密保持契約)に抵触することになるため、本稿で言及することはできない。もし、今回以上の新しい機能が公開されることがあるとしたら、"Leopard"発売直前となるMacworld Expoでのお披露目が予想される。

 "Leopard"の紹介は、ジョブズCEOとプラットフォームエクスペリエンス担当のスコット・フォステル副社長によって行なわれた。2人が交互にステージに登場して、紹介とデモを繰り返すスタイルが採られた。

デモ機の前に座って自ら"Leopard"のデモを行なうスティーブ・ジョブズCEO。iSightカメラが2基あるのは、トラブル発生時に対処するためデモ機材を二重化されているため "Leopard"の10の新機能のうち、およそ半分の紹介とデモンストレーションをしたプラットフォームエクスペリエンス担当のスコット・フォステル副社長

1."Leopard"で完全な64bit対応を実現

Kernel部分であるUNIXの64bit化はもとより、CarbonやCocoaのアプリケーションレイヤーにおいても64bit化を実現する

 最初のトピックスはフォステル副社長によって明らかにされた。それが"Leopard"における完全な64bit対応である。Kernel部分であるUNIXの64bit化はもとより、CarbonやCocoaのアプリケーションレイヤーにおいても64bit化を実現する。もちろん32bit環境との互換性を保ち、64bitと32bitのアプリケーションを同時に動かすことができるとされた。

 64bitと32bitの互換性についてはコンパイラの対応でUniversal Binaryのように複数のコードを1つのアプリケーションとする仕組みになるのかも知れないが、Universal Binary化とともにアプリケーションサイズが肥大する可能性もある。

 これによって、「(Leopardでは)上(Kernel部分)から下(アプリケーション部分)までの完全な64bit対応」を実現するとコメントした。

2.自動バックアップでファイルを復旧「Time Machine」

 続いてのトピックスも、そのままフォステル副社長によって紹介された。「PCに保存してあった子供の写真をなくしてしまったら悲しいよね」。よくあるたとえ話ではあるが、実際かなりの頻度で起こりえる真実だ。同氏によれば、バックアップを実行しているユーザーは26%。しかもそのほとんどがファイルやフォルダを適当にコピーしている程度で、バックアップソフトなどを使って自動化しているユーザーはわずか4%に過ぎないという。

 "Leopard"には、この自動バックアップのためのアプリケーションが付属する。その名も「Time Machine」。自動バックアップ、システム全体の復元、誤消去したファイルの復旧、誤って上書きしたファイルを変更前に戻すなどの機能を持つ。

 利用には外付けのHDDが必要。サーバーへのバックアップでもOKとのこと。一度設定してしまえば、自動的にその外付けHDDがTime Machineの記憶媒体となる。復旧はアプリケーションを立ち上げて操作。例えばフォルダ単位で、そのフォルダ内の変遷を次々と過去へとさかのぼることができる。デモではフォルダのなかにもともと5個のファイルが存在したはずが、現在は4個になっており、それを探すというものが披露された。

 ファイルを復旧したいフォルダを開いてTime Machineを立ち上げると、どこかで見たようなタイムトラベルの画面に切り替わる。そこには目的のフォルダが延々と過去に向かって延びていて、順にそのフォルダを遡ることで、なくしたファイルを見つけるという仕組みだ。手動で1つ1つ振り返ることもできれば、日付を指定したり自動的に変化のあった時点へとジャンプすることもできる。見つけたファイルはTime Machine内でプレビューが可能。Restoreを選択すれば、ファイルが復旧されるというデモが行なわれた。

 ファイルやフォルダ以外でも、アプリケーション単位での対応が可能。前述のデモのほか、アドレスブックやiPhotoでもアプリケーションを起動した状態でアドレスデータや写真の復旧を披露して見せた。背景には星が流れ、時空間を遡るようなエフェクトは、後述するCore Animationを使って実現されている。

 システムの復旧においてWindowsの復元ポイントと違うのは、システムにおいても『必要なものだけ』を任意の過去へと戻せることだろう。アプリケーションレベルでのAPIが公開されているので、アプリケーション側が対応することで前述したアドレスブックやiPhotoのように任意のアプリケーションから呼び出すことができるようになる。

バックアップのアプリケーションなどを使って、自動的にバックアップを取っている人はわずか4%にすぎない デモの様子。フォルダ内に5個あったはずのファイルが4個しか見あたらない Time Machineを起動する。戻るのはもちろん過去。画面の右端にはタイムラインが表示されており、ここをスライドして任意の日時を選ぶこともできる
過去の記録から失ったファイルを発見。Time Machineを起動したままプレビューが可能。目的のファイルであればRestoreを選択して復旧させる iPhotoやアドレスブックなど、対応しているアプリケーションから直接Time Machineを呼び出すこともできる 利用には外付けのHDDが必要。サーバーへのバックアップでもOKとのこと。一度設定してしまえば、自動的にその外付けHDDがTime Machineの記憶媒体となる

3.すべてを"Leopard"に搭載「Complete Package」

 ふたたびステージへと戻ってきたジョブズCEOは「Complete Package」の説明をした。これは現行の製品において機種を限定して付属しているアプリケーションなどを、すべて"Leopard"に含めるというものだ。

 具体的には、現在はβ版として配布中で、すでに50万回を超えるダウンロードがあったというBootCamp。改良を加え、正規版として"Leopard"に統合される。さらにiMacやMacBook Pro、MacBookなどiShigt内蔵の機種にバンドルされているのがPhotoBooth。そしてiMac、Mac mini、MacBookにはFront Rowが搭載されている。これらのツールやアプリケーションがすべて"Leopard"には含まれて、すべてのMacプラットホームにおいて利用可能になるというものだ。今回詳細は語られなかったが、特にFront Rowに関しては『次世代のFront Row』と紹介されていた。

 ちなみにPhotoBoothはiSightカメラの外付けで対応が可能だが、Front Rowを赤外線リモコンの受光部がない従来機種でどのように対応するのかは現時点で明らかにされていない。ブリーフィングの際に確認した事項だが、もちろんBootCampだけは"Leopard"になってもPowerPC搭載のMacでは利用できない。

50万ダウンロードを超えたBootCamp、次世代のFront Row、そしてPhotoBoothなどが"Leopard"に統合され、すべてのMacプラットホームで利用可能になる

4.デスクトップを仮想化する「Spaces」

 4番目のデモは、そのままジョブズCEOが自ら行なった。「Spaces」はいわゆるバーチャルデスクトップ環境。バーチャルデスクトップの発想自体は旧Mac OS時代からシェアウェアなどで実現されていたものだが、それを"Leopard"流にしたということだろう。

 具体的には、作業の目的に応じて複数のアプリケーションを起動したデスクトップを同時に4個保持するというスタイル。例えば、GaregeBandとiTunesでPodcastingの制作をするデスクトップと、PhotoshopとInDesignでDTPをするデスクトップを別個に用意しておき、作業目的によって表示するデスクトップを任意に切り替えるというものだ。複数のアプリケーションウィンドウやフォルダが同時に開いている環境での使いやすさの向上という点ではExposeがすでに導入されているが、それでも現在の作業には不十分ということだろう。

 デスクトップの切り替えは、ファストユーザースイッチやKeynoteのトランジションのようにかなりスムーズ。これにも後述するCore Animationが使われているとのこと。

 デスクトップの切り替えやデータのコピー&ペーストだけではなく、一覧画面においてはアプリケーション自体もデスクトップをまたいで移動させることができるという点が特筆すべき点となる。

Mac OS X世代のバーチャルデスクトップ環境が「Spaces」 現在のデスクトップ環境はこんな感じ。あらゆるジャンルのアプリケーションが同じデスクトップに重なり合っている MailとSafari、インターネット用のアプリケーションを1つのデスクトップに整理
こちらはGarageBandとiTunesで、Podcastを制作する作業環境のデスクトップ 2×2のデスクトップは縦横斜めと自在に移動することができる デスクトップ間で、アプリケーションウインドウの移動も可能だ

5.より強化されるデスクトップ検索「Spotlight」

実際のデモは行なわれなかったSpotlight

 ここでフォステル副社長に交代。5番目はSpotlight。デスクトップ検索のSpotlightはTigerの目玉であったが、"Leopard"においてさらに強化が行なわれる。

 デモは行なわれなかったが、ネットワーク上の他のマシンやサーバー内の検索(もちろん、許可されたマシンにおいて)を可能とするほか、アプリケーションのランチャーとしても機能するようになる。また検索条件にRecent Itemという要素が加わり『最近の○○○』といった探し方もできるようになる模様だ。さらに複雑な検索条件も指定できるようになるという。


6.第4のコア。Core Animationを搭載

 6番目に紹介されたのは"Leopard"に搭載されるコア機能。Core Audio、Core Image、Core Videoに続く第4番目のCoreとなる。テキスト、画像、動画、OpenGLなどをレイヤー単位で簡単にアニメーションさせることができる。

 前述したTime MachineやSpaceでも使われている技術だが、デモはスクリーンセーバーを使って行なわれた。現在のTigerで利用しているユーザーも多いと思うが、iTMSから購入した楽曲のジャケットをパタパタと表示させるスクリーンセーバーがある。これは現在4,000行ほどのコードから構成されているとのことだが、Core Animationを利用することで約10分の1程度までに簡素化することができるらしい。

 またテレビで見たことがある人も多いと思うが、やはりジャケットを使ったiTMSとiPodのCMが放映されている。これと同じエフェクトをCore Animationを利用したスタイルで実行して見せた。CMではプリレンダリングされたものだが、今回のデモではリアルタイムにアニメーションさせているようである。

第4のコア、Core Animation。デベロッパーは容易にアニメーションを組み込んだアプリケーションを作れるようになる Tigerにも搭載されているiTMSのスクリーンセーバーが、こんなに進化する
画像、テキストとレイヤー単位で対応しているので、ジャケットと曲目リストを表示させることができる CMで流されているあの映像が、自分の所有するジャケットでも簡単に再現可能

7.強化される「Universal Access」。より人間らしいAlexに

Tiger、Vista(β)、Leopardのそれぞれで同じ英文テキストを読み上げさせてみせ、Leopardの音声がより自然なスピーチであることを示して見せた

 改めて、ジョブズCEOが登壇。Universal Accessの強化を7番目のトピックスとした。内容としては、よりスムーズなテキスト読み上げに強化された「Voice Over」、点字とクローズドキャプションのサポート。そして、より高速かつ使いやすくなるナビゲーションなどが挙げられた。

 このうちデモされたのは「Voice Over」。Tiger、Vista(β)、Leopardのそれぞれで同じ英文テキストを読み上げさせてみせ、Leopardの音声がもっとも自然なスピーチであることを示して見せた。さらにLeopardではスピーチの速度を速めさせるデモも行なわれ、こちらも観衆の喝采を浴びていた。ブリーフィングで確認した事項となるが、日本語テキストの読み上げは現在も研究中で、Leopardでの対応もまったく未定とのこと。


8.テンプレートやToDo機能を追加する「Mail」

 Mailは主に3つのポイントで強化される。1つはStationery。これはiLifeやiWorkなど最近の同社製アプリケーションで顕著な傾向で、多彩なテンプレートをあらかじめ用意することでユーザーが簡単に美しいドキュメントを作ることを実現するものだ。具体的には、好きなHTMLメールのテンプレートを呼び出して画像や文章を付け加えるだけで、完成された美しいメールが作成できる。

 2つめはNote機能。これは自分宛のメモやToDoを、Mailを使って管理するものと考えることができる。さらに3つめのToDoリストの機能を統合することで、メールやノートのToDoをクリックするだけでToDoリストの作成ができるようになる。ざっくりと解説すれば、Outlookライクな機能をMail上で、アップル流に実現するということになる。

 デモはジョブズCEO自らが行ない、数々のStationery(テンプレート)を紹介。Note機能も実演して見せた。左側のペインには受信ボックスのほかに、Note、ToDoなどのボックスが追加され、送られたNoteやToDoはここで管理されることになる。

Mailの機能強化は、Stationery、note、ToDo'sの3点が中心。ほかに左ペインにはRSSフィードの受信ボックスが見える Stationeryは美しいメールが簡単に作れるようにあらかじめ用意されたテンプレート。ユーザーはテキストを書き込んで、写真をドラッグ&ドロップするだけ HTMLメールの作成デモ。HTMLタグ入力は不要。リストから任意のtationeryを選ぶだけ
自分宛にメモが送れるNote。備忘録やToDoをメモしておく。ToDoリストのためのチェックボックスもつけられる チェックボックスをクリックして、NoteからToDoリストへ項目を追加する Noteだけでなく、メールにもToDoの項目を追加することができる

9.任意のWebページから、自在にWidgetが作れる「WebClip」

 こちらも三度、フォステル副社長が登壇。Spotlightと同様にTigerの目玉の1つとして搭載されたDashboardだが人気は高い。すでに2,500を超えるWidgetが制作されているという。"Leopard"におけるDashboardの強化だが、デベロッパ向け、そしてユーザー向けの両面で行なわれることになる。

 デベロッパ向けには、DashcodeというWidget開発ツールが提供される。テンプレートやライブラリの提供をはじめ、グラフィカルなHTMLとCSSのツール、JavaScriptのデバッガも搭載される。

 一方、ユーザー向けに提供されるのはWebClipというWidgetだ。これは任意のWebページの好きな部分を切り取って、自分だけのWidgetを作成するもの。例えば日替わりで更新されるマンガやコラム、あるいはヒットチャートなどのエリアをクリップしておくと、いつでもそのWebclip上に最新の情報が反映、表示されるというものである。

 フォステル副社長のデモでは、ディルバートの3コマ漫画、eBayのオークション情報、Widgetのトップダウンロードチャート、書籍のベストセラー、そしてWebCamの映像を次々と切り取って、WebClip化してみせた。

Tigerから搭載されたDashboardに対応するWidgetは2,500を超えた デベロッパ向けのWidget開発ツール「Dashcode」。テンプレートやライブラリ、JavaScriptのデバッガなどを備える WebClipの作成手順。まず任意のWebページを表示させる
Dashboardを起動。WebClipを移動させてだいたいの位置を決める 切り取りたい範囲を定めて、クリップする 額縁を決めて完了。あとはこのクリップが随時最新の情報に更新される
書籍のベストセラー情報をクリップ タイムズスクエアのライブカメラ情報をクリップ Dashboardを起動するたびに、すべてのWebClipが最新の内容へと更新される

10.大幅な機能強化が行なわれる「iChat」

 最後のトピックスではジョブズCEOがステージへと戻ってきた。10個目はiChatとなるが、紹介されただけでも強化される部分は多い。まずマルチアカウントに対応。例えばプライベートとビジネス用でスクリーンネームを使い分けているような場合、両方のアカウントで同時にログインすることができる。またログインしたままでも不可視状態にする機能や、アイコンのアニメーション機能など細かい設定も追加。複数のチャットを同時進行する際に、チャットウィンドウをタブ化することもできるようになる。ビデオチャットを録画しておくこともできるようになった。

 実際のデモはビデオチャットにおけるビジュアル面の強化が中心となった。まず、PhotoBoothで使われているエフェクトをリアルタイムで送ることができる。基調講演におけるビデオチャット相手の定番、シラー副社長からのチャットで次々にユニークなエフェクトが披露された。

 またiSightによる自分の映像に加えて、動画やiPhotoのスライドショーをビデオチャット越しに見せることができるのがiChat Theater。Keynoteのプレゼンテーションをビデオチャットしながら見せるデモも行なわれた。これらはAPIが用意されているためアプリケーション側で対応すれば上記に限らず、さまざまなアプリケーションの出力をiChatに映し出すことが可能になるはずである。

 もう1つはBackdrops。背景をクロマキー合成したビデオチャットである。ただし背景はブルーやグリーンには限定されないようで、今回のデモにおいても元々の背景は白い壁のバックに絵画やライトスタンドがあるという環境で実演して見せていた。

 Backdoropsの背景は静止画に限らない。シラー副社長の背景は、ニューヨークのタイムズスクエアの雑踏、クマノミの泳ぐ海底、そしてジェットコースターと変化し、実にわざとらしい合成ではあるのだが、だからこそ楽しいビデオチャットを演じて見せていた。

iChatの強化点は多い。マルチアカウントでのログインや不可視設定、バディアイコンのアニメーション機能などが追加された 5人と同時にチャットしている従来のiChatウィンドウ 新しいiChatではタブ化によって、5人それぞれとのチャットが1つにまとまった
PhotoBoothのエフェクトを加えて、ビデオチャットできるようになる ビデオチャットしながら、相手にiPhotoのスライドショーを見せる。このほかQuickTimeムービーなども上映可能 Keynoteのプレゼンテーションも、トランジションをまじえて上映できる
Backdropsでは、背景のクロマキー合成にも対応。白い壁に絵画、さらにライトスタンドというわざとらしい部屋でも…… このとおり背景を自由に合成可能だ。いかにも書き割りのようなチープさもかえって良いと思われる 背景には静止画だけでなく動画も合成できる。ジェットコースター乗車中?

 ジョブズCEOは"Leopard"をサマリー。上記の10項目を簡単に振り返ったのに加えて、今回紹介することができなかったiCalのマルチユーザーへの対応、ペアレンタルアクセスの追加なども付け加えた。特にiCalに関しては参加者の歓声が高く、デベロッパの期待の高さもうかがえる。

"Leopard"のPreview版は、この日からデベロッパに向けて配布された。製品版は来年春の出荷と発表されている

 "Leopard"のPreview版は、当日から参加者に対して配布を開始。製品出荷は2005年の見通しからはやや後退した「来春」(2007年春)と発表された。やはり前回の講演で「Vistaよりも先行して」とアナウンスされたことを意識している参加者も多く、来春というリリース時期については、会場内から少なからずため息も漏れていた。

 最後にジョブズCEOはあらためて「サンフランシスコへようこそ。140のセッションと100のハンズオン、そして1,000人のアップルエンジニアとともにWWDCを楽しんでください」とデベロッパに挨拶して基調講演を締めくくり、WWDC 2006がスタートした。


□アップルコンピュータのホームページ
http://www.apple.com/jp/
□WWDC 2006のホームページ
http://developer.apple.com/jp/wwdc/
□関連記事
【8月9日】WWDC2006基調講演詳報(1)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0809/wwdc04.htm
【8月8日】WWDC基調講演速報、"Leopard"を公開。10の新機能をデモ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0808/wwdc03.htm
【8月7日】Appleの開発者会議「WWDC 2006」7日開幕
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0807/wwdc01.htm

(2006年8月9日)

[Reported by 矢作晃]

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