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Mercury、Cell搭載のPCIeアクセラレータカード
7月31日(現地時間)発表 米Mercury Computer Systemsは7月31日(現地時間)、Cell Broadband Engine(Cell BE)を搭載したPCI Expressベースのアクセラレータカード「Cell Accelerator Board (CAB)」を発表した。現在、サンプル出荷中で、量産出荷は2007年第1四半期。単体価格は7,999ドル。 Cell BEプロセッサ、メモリ、サウスブリッジ、Gigabit Ethernetを搭載したシステムカード。インターフェイスはPCI Express x16で、一般的なPCワークステーションで利用可能。対応OSはWindows XPおよびLinux。 Cell BEのクロックは2.8GHzで、帯域幅22.4GB/secのバスで容量1GBのXDR DRAMと直結。さらに、サウスブリッジ経由で容量4GBのDDR2に接続されている。Cell BEは1つのPPEコアと8つのSPEコアを内蔵し、SPEの処理能力は約180GFLOPS(単精度)に達する。消費電力は210Wで、同社では消費電力当たりの性能も優れるとしている。 同社のミドルウェアを利用することで、レンダリング、レイトレーシング、ビデオ/画像処理など、多目的なアクレラレータとして利用可能。また、同社ではCABとOpteronを2基搭載したワークステーション「Cell Workstation Development System」も販売する。
□Mercury Computer Systemsのホームページ(英文) (2006年8月2日) [Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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