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GIGABYTE「GA-965P-DS4 / GA-M51GM-S2G 」


GIGABYTE ( http://www.gigabyte.co.jp/ )
GA-965P-DS4 ( http://www.gigabyte.com.tw/Products/Motherboard/Products_Overview.aspx?ProductID=2288&ModelName=GA-965P-DS4 )

 GA-965P-DS4は、Intel P965 Expressチップセットを搭載するATXマザーボード。GIGABYTEは国内で最も早く同チップセット搭載マザーボードを投入したメーカーの1つ。フラグシップにあたる本製品は8月上旬頃、店頭に登場予定となっている。

 未発表のクアッドコアプロセッサ対応を謳う「GA-965P-DQ6」の1つ下位の製品だが、仕様はハイエンド。まず目を引くのが、チップセットとレギュレータを覆うヒートパイプ式ヒートシンク。チップセットの熱をレギュレータ上のヒートシンクへと伝え、CPUファンなどの風を利用する仕組み。

 やはり同じチップセットを搭載した下位製品の「GA-965P-DS3」が、ノースブリッジにのみ小型のヒートシンクを載せていることを考えると、チップセットの発熱が大きすぎるというよりも、より効果的な廃熱を考えてのことと思われる。特に、オーバークロックで電圧を上げる際に効果を発揮するだろう。

 外見からはわかりにくいが、高品質なコンデンサを採用しているのも同社が強調しているポイント。低い温度でもESR変化の少ないコンデンサを使用することで、寿命を延ばすとともに、安定性を向上させている。

 ICH8はIDEコントローラを内蔵しないが、本製品では同社独自のIDE+シリアルATAコントローラを搭載する。IDEはUltra ATA/133に対応。また、ICH8の6ポートに加え、2ポートのシリアルATAを提供し、計8ポートを搭載している。なお、本製品にはシリアルATAドライブを外付けで利用するためのブラケットモジュールが付属するが、電源コネクタは内蔵用のものになっているため、内蔵ドライブをむき出しで使うことになる。

 拡張スロットはPCIが2本、PCI Express x1が3本。どちらかというとPCIを3本にした方が、喜ばれるだろうが、通常の用途では問題とはならないだろう。PCI Express x16は2本あるが、1本は内部接続がx4で、PCI Express x1と排他利用となる。

 オーバークロック機能は豊富で、各種電圧やクロックを細かく調整可能。また、ドライバCDから起動して、BIOSを復旧させる機能や、OSのバックアップ/復旧ユーティリティなども付属する。


主な仕様
リビジョン 1.0
BIOS Award
フォームファクタ ATX
CPUソケット LGA775
ノースブリッジ Intel P965 Express
サウスブリッジ ICH8R
FSB 1,066/800/533MHz
対応DIMM DDR2-800/667/533×4、最大8GB
対応VCore  
対応メモリ電圧 ~+0.775V
拡張スロット(上から) PCI Express x1、PCI Express x16、PCI Express x1、PCI Express x1、PCI Express x16、PCI、PCI
オンボードビデオ ---
電源コネクタ 24ピン×1(メイン)、8ピン×1(ATX12V)、4ピン×1(CrossFire補助用)、4ピン×2/3ピン×1(ファン)
IDE(コントローラ) Ultra ATA/133×1(GIGABYTE SATA2)
SATA(コントローラ) シリアルATA 3Gbps×6(ICH8R内蔵、RAID 0/1/5/10対応)
シリアルATA 3Gbps×2(GIGABYTE SATA2、RAID 0/1/JBOD対応)
LAN(コントローラ) Gigabit Ethernet×1(Marvell 88E8053)
オーディオ(CODEC) 8chオーディオ(Realtek ALC883)
ピンヘッダ USB 2.0×6、IEEE 1394×2、S/PDIF入力×1、前面パネル用オーディオ×1
I/Oパネル PS/2×2、パラレルポート×1、シリアルポート×1、S/PDIF出力(同軸)×1、S/PDIF出力(角形)×1、IEEE 1394×1、USB 2.0×4、RJ-45、8chオーディオ
付属品 シリアルATAケーブル×4、外付けシリアルATAモジュール(2口)×1、シリアルATA-eSATAケーブル、外付けシリアルATA電源ケーブル、Ultra ATA/133ケーブル×1、FDDケーブル×1、I/Oシールド、ドライバCD、マニュアル
【表面】他社製P965搭載上位モデルでも採用例が多いヒートパイプ式ヒートシンクを装備
【I/Oパネル】上位モデルとして標準的構成
【裏面】
【電源回路周り】高品質を謳うコンデンサを採用
【ブラケットモジュール】シリアルATAドライブを外付けにするブラケット。電源ケーブルは内蔵用で変則的


□関連記事
【6月8日】【COMPUTEX】会場レポート【Intelマザーボード編】
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0608/comp08.htm


GIGABYTE ( http://www.gigabyte.co.jp/ )
GA-M51GM-S2G ( http://www.gigabyte.co.jp/nippon/M51GM-S2G/m51gm-s2g.html )

 GA-M51GM-S2Gは、GeForce 6100+nForce 430を搭載するmicroATXマザーボード。同社のSocket AM2用エントリーモデルとなる。

 同社の既存製品がそうであるように、一般的にGeForce 6100を搭載するマザーボードは、サウスブリッジにnForce 410を採用するが、本製品では上位のnForce 430を採用。これにより、シリアルATAが4ポートで、各種RAIDに対応するほか、ネットワークセキュリティ機能も搭載。

 GeForce 6100というと小型のマルチメディアマシン向けというイメージが強いが、本製品はそれよりも小規模なファイルサーバーに適していると思われる。

 また、ビデオ機能を内蔵している点、Gigabit Ethernetを搭載している点、ヒートシンクがファンレスな点、日本製のコンデンサを採用し、安定性を高めている点もそういう意味で好適だろう。


主な仕様
リビジョン 1.0
BIOS Award
フォームファクタ microATX
CPUソケット Socket AM2
ノースブリッジ GeForce 6100
サウスブリッジ nForce 430
FSB 200MHz
対応DIMM DDR2-800/667/533/400×4、最大16GB
対応VCore  
対応メモリ電圧  
拡張スロット(上から) PCI Express x1、PCI Express x16、PCI、PCI
オンボードビデオ GeForce 6100内蔵
電源コネクタ 24ピン×1(メイン)、4ピン×1(ATX12V)、4ピン×1/3ピン×1(ファン)
IDE(コントローラ) Ultra ATA/133×2(nForce 430内蔵)
SATA(コントローラ) シリアルATA 3Gbps×4(nForce 430内蔵、RAID 0/1/5/10対応)
LAN(コントローラ) Gigabit Ethernet×1(nForce 430内蔵)
オーディオ(CODEC) 8chオーディオ(Realtek ALC883)
ピンヘッダ USB 2.0×4、IEEE 1394×2、シリアルポート×1、S/PDIF入出力×1、前面パネル用オーディオ×1
I/Oパネル PS/2×2、パラレルポート×1、シリアルポート×1、D-Sub15ピン×1、IEEE 1394×1、USB 2.0×4、RJ-45、8chオーディオ
付属品 シリアルATAケーブル×2、Ultra ATA/133ケーブル×1、FDDケーブル×1、I/Oシールド、ドライバCD、マニュアル
【表面】ファンレス構成
【I/Oパネル】ビデオ出力はD-Sub15ピン
【裏面】
【電源回路周り】コンデンサは日本製


□関連記事
【5月24日】AMD、Socket AM2対応プロセッサ国内発表会
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0524/amd.htm
【4月13日】【Mother】GIGABYTE「GA-8I945GMH-RH / GA-K8N51GMF」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0413/mother012.htm

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(2006年7月28日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]


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