GA-965P-DS4は、Intel P965 Expressチップセットを搭載するATXマザーボード。GIGABYTEは国内で最も早く同チップセット搭載マザーボードを投入したメーカーの1つ。フラグシップにあたる本製品は8月上旬頃、店頭に登場予定となっている。
未発表のクアッドコアプロセッサ対応を謳う「GA-965P-DQ6」の1つ下位の製品だが、仕様はハイエンド。まず目を引くのが、チップセットとレギュレータを覆うヒートパイプ式ヒートシンク。チップセットの熱をレギュレータ上のヒートシンクへと伝え、CPUファンなどの風を利用する仕組み。
やはり同じチップセットを搭載した下位製品の「GA-965P-DS3」が、ノースブリッジにのみ小型のヒートシンクを載せていることを考えると、チップセットの発熱が大きすぎるというよりも、より効果的な廃熱を考えてのことと思われる。特に、オーバークロックで電圧を上げる際に効果を発揮するだろう。
外見からはわかりにくいが、高品質なコンデンサを採用しているのも同社が強調しているポイント。低い温度でもESR変化の少ないコンデンサを使用することで、寿命を延ばすとともに、安定性を向上させている。
ICH8はIDEコントローラを内蔵しないが、本製品では同社独自のIDE+シリアルATAコントローラを搭載する。IDEはUltra ATA/133に対応。また、ICH8の6ポートに加え、2ポートのシリアルATAを提供し、計8ポートを搭載している。なお、本製品にはシリアルATAドライブを外付けで利用するためのブラケットモジュールが付属するが、電源コネクタは内蔵用のものになっているため、内蔵ドライブをむき出しで使うことになる。
拡張スロットはPCIが2本、PCI Express x1が3本。どちらかというとPCIを3本にした方が、喜ばれるだろうが、通常の用途では問題とはならないだろう。PCI Express x16は2本あるが、1本は内部接続がx4で、PCI Express x1と排他利用となる。
オーバークロック機能は豊富で、各種電圧やクロックを細かく調整可能。また、ドライバCDから起動して、BIOSを復旧させる機能や、OSのバックアップ/復旧ユーティリティなども付属する。
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