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ASUSTeK 「M2N32-SLI Deluxe / M2NPV-VM」


ASUSTeK ( http://www.asus.co.jp/ )
M2N32-SLI Deluxe/Wireless Edition ( http://www.asus.co.jp/products4.aspx?l1=3&l2=101&l3=0&model=1163&modelmenu=1 )

 M2N32-SLI Deluxeは、nForce 590 SLIを搭載する、ATXマザーボード。nForce 500シリーズは、AMDの新プロセッサ向けの最新チップセットで、nForce 590 SLIはその最上位モデルとなる。

 まず、基板に目を向けると、ヒートパイプで結ばれた冷却機構が目にとまる。2つのチップセットには、ヒートシンク、CPU回りのレギュレータ上にはフィンが装着され、CPUファンの風を利用して、これらすべてを冷却する仕組みだ。これによりファンレス化を実現している。

 また、水冷などを使用してCPUファンがない場合などに備え、フィンの上に装着するファンも付属。こういったユーザーへの配慮はうれしい。ただし、レギュレータ上のフィンがCPUソケットに近いため、大型のものや扇状のCPUクーラーは干渉する可能性があるので、この点だけ注意したい。

 I/Oパネルすぐ下の基板はUSB接続の無線LANモジュール。規格はIEEE 802.11b/gに対応している。本製品はGigabit Ethernetを2系統装備しているので、やや利用価値は低いが、スキルのあるユーザーなら無線LANルーター代わりに使用するのも面白いだろう。

 拡張性は、PCI Express x16×2で、x16接続でのSLIに対応、シリアルATA 8ポート(内1つはeSATA)、最大メモリ容量16GBと、十分。ただし、オンボード機能が豊富なので困ることはないと思うが、無線LANモジュールをつけた関係で、PCIスロットは2本に削られている。

 nForce 500シリーズは、新プラットフォームに対応した以外にも、新機能が追加されている。本製品では、GeForce 7900 GTX利用時にチップセット間のHyperTransport帯域を8GB/secから10GB/secにブーストする「LinkBoost」機能や、2つのGigabit Ethernetを束ねて、2Gbit/secで通信を行なう「Teaming」機能などを搭載。ただし、NVIDIAが売りにしている「EPPメモリ」に関する記述はマニュアルになく、EPP機能は利用できないと思われる。

 ASUSTeK独自の機能も豊富で、オーバークロック機能はもとより、BIOS画面でのシステム診断機能、サポートCDからブートしてのBIOS復旧機能などのほか、音楽CDを入れておいて、指定した時間に目覚まし時計代わりに音楽を鳴らす機能まで搭載している。

 最後に1つだけ難点を言うと、nForce 500シリーズのエントリーモデルであれば1万円を切るものもあることを考えると、本製品の3万3千円前後という実売価格は高い。


主な仕様
リビジョン 1.03G
BIOS Award
フォームファクタ ATX
CPUソケット Socket AM2
ノースブリッジ nForce 590 SLI
サウスブリッジ ---
FSB 200MHz
対応DIMM DDR2-800/667/533×4、最大16GB
対応VCore 0.8000~1.4625V
対応メモリ電圧 1.800~2.500V
拡張スロット(上から) PCI Express x16、PCI Express x4、PCI Express x1、PCI Express x16、PCI、PCI
オンボードビデオ ---
電源コネクタ 24ピン×1(メイン)、4ピン×1(ATX12V)、4ピン×1/3ピン×6(ファン)
IDE(コントローラ) Ultra ATA/133×1(nForce 590 SLI内蔵)
SATA(コントローラ) シリアルATA 3Gbps×6(nForce 590 SLI内蔵、RAID 0/1/5/10/JBOD対応)
シリアルATA 3Gbps×2(Silicon Image SiI3132、RAID 0/1/JBOD対応、1ポートはeSATA)
LAN(コントローラ) Gigabit Ethernet×2(nForce 590 SLI内蔵)
オーディオ(CODEC) 8chオーディオ(Analog Devices SoundMAX ADI AD1988B)
ピンヘッダ USB 2.0×4、IEEE1394×1、パラレルポート×1、前面パネル用オーディオ×1、S/PDIF出力×1
I/Oパネル PS/2×2、シリアルポート×1、S/PDIF出力(角形)×1、S/PDIF出力(同軸)×1、
付属品 シリアルATAケーブル×6、シリアルATA電源ケーブル(デュアル)×3、Ultra ATA/133ケーブル×1、FDケーブル×1、IEEE 1394モジュール×1、USB 2.0モジュール×1、無線アンテナ、SLIブリッジ、Array Mic、補助ファン、I/Oシールド、サポートCD、マニュアル
【表面】ヒートパイプの冷却機構や6ポートのシリアルATAが目を引く
【I/Oパネル】eSATA標準対応。右端の金色の端子は無線LANのアンテナ用
【裏面】独自の冷却機能を持ったPCB「Stack Cool 2」対応
【電源回路周り】CPUソケット下側とフィンの隙間は狭い
【補助ファン】CPUファンを使わない場合などは、補助ファンをフィンに装着する
【Array Microphone】付属の指向性マイク。チャットなどの時に、スピーカーから出る音を拾わずに音声のみをキャッチするという


□関連記事
【5月23日】【多和田】DDR2対応のSocket AM2版Athlon 64
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0523/tawada76.htm
【5月23日】各社からSocket AM2マザーボードが一斉発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0523/amd2.htm


ASUSTeK ( http://www.asus.co.jp/ )
M2NPV-VM ( http://www.asus.co.jp/products3.aspx?l1=3&l2=101&l3=296&slname=NVIDIA%20GeForce%206150 )

 M2NPV-VMは、GeForce 6150+nForce 430チップセットを搭載する、microATXマザーボード。CPUソケットはSocket AM2を搭載している。

 Socket AM2のCPUは、nForce500シリーズと同時に発表されたが、メモリコントローラを内蔵するという仕様から、従来のSocket 939向けのチップセットでも対応できる。本製品もその1つだ。

 本製品の特筆すべき特徴は、ビデオ出力端子の豊富さ。オンボードで、D-Sub15ピンに加え、DVI-D端子を装備し、付属のブラケットにはコンポーネント/コンポジット/Sビデオの出力が用意。コンポーネントは最大1080i/720pの表示ができる。

 Socket AM2では、ハイエンドのみならず、低電力版CPUもラインナップ。ファンレスで小型フォームファクタの本製品と組み合わせることで、理想的なリビングルームPCを構築できるだろう。

 オーバークロック機能はほとんどないが、本製品の用途/性格を考えれば、欠点にはならないだろう。


主な仕様
リビジョン 1.01G
BIOS Award
フォームファクタ microATX
CPUソケット Socket AM2
ノースブリッジ GeForce 6150
サウスブリッジ nForce 430
FSB 200MHz
対応DIMM DDR2-800/667/533×4、最大8GB
対応VCore  
対応メモリ電圧  
拡張スロット(上から) PCI Express x1、PCI Express x16、PCI、PCI
オンボードビデオ GeForce 6150
電源コネクタ 24ピン×1(メイン)、4ピン×1(ATX12V)、4ピン×1/3ピン×3(ファン)
IDE(コントローラ) Ultra ATA/133×2(nForce 430内蔵)
SATA(コントローラ) シリアルATA 3Gbps×4(nForce 430内蔵、RAID 0/1/5/10/JBOD対応)
LAN(コントローラ) Gigabit Ethernet×1(nForce 430内蔵)
オーディオ(CODEC) 6chオーディオ(Analog Devices AD1986A)
ピンヘッダ USB 2.0×4、IEEE 1394×1、シリアルポート×2、ゲームポート×1、前面パネル用オーディオ×1、TV出力×1
I/Oパネル PS/2×2、パラレルポート×1、DVI-D×1、D-Sub15ピン×1、IEEE 1394(6ピン)×1、USB 2.0×4、RJ-45、5.1chオーディオ
付属品 シリアルATAケーブル×2、シリアルATA電源ケーブル(デュアル)×1、IEEE 1394モジュール×1、Ultra ATA/133ケーブル×1、IDEケーブル×1、FDケーブル×1、HDTV/AV/S出力モジュール×1、I/Oシールド、ドライバCD、マニュアル
【表面】チップセットは、ノースブリッジに小さなヒートシンクがあるのみ
【I/Oパネル】D-Sub15ピンとDVI-Dを装備
【裏面】
【電源回路周り】
【HDTV/AV/Sモジュール】標準でコンポーネント出力ができる


□関連記事
【5月23日】各社からSocket AM2マザーボードが一斉発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0523/amd2.htm

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(2006年6月22日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]


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