M-Systems、1セルあたり4bitのNANDフラッシュ技術 ~従来比2倍の容量を実現
5月11日(イスラエル時間)発表
M-Systemsは11日(イスラエル時間)、1セルあたり4bitを実現するNANDフラッシュメモリ技術「x4テクノロジ」を発表した。
現行のNANDフラッシュメモリは、マルチレベルセル(MLC)を利用して1セルあたり2bitの容量だが、x4テクノロジではその2倍の4bitで、シングルレベルセル(SLC)の4倍の容量を実現する。
x4テクノロジは、1セルあたり4bitのNANDフラッシュメモリと、x4対応のコントローラで構成される。同社は、製造プロセスを変更せずx4テクノロジを採用できるため、製造施設の収益性向上に役立ち、1セルあたり2bitのMLC製品のウェハと比較して、30%以上コストを削減できるとしている。
同社はx4テクノロジに関して、数社とのパートナーシップを検討しており、同技術を使用した製品は2007年に登場する見込みだという。
□M-Systemsのホームページ(英文)
http://www.m-systems.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.m-systems.com/site/en-US/Corporate/PressRoom/PressReleases/2006/NR060511.htm
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(2006年5月12日)
[Reported by yamada-k@impress.co.jp]
PC Watch編集部
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