3月9日　発表

　ガートナー ジャパン株式会社は9日、2005年日本プリンタ市場の調査結果を発表した。

　これによれば、ベンダー出荷台数は869万3,000台で前年比11.3%増、金額は3,627億3,700万円で同2.1%増となった。同社は、市場成長の理由に、インクジェット複合機の大幅な出荷台数増を挙げている。

　印刷技術別のシェアでは、インクジェット複合機が前年比63.2%増の355万4千台と、出荷台数の40.9%を占め、今後も増加傾向にあるという。一方、モノクロページプリンタの出荷台数は前年比3%減の79万5千台となり、同社は価格差が縮まりつつあるカラーページプリンタへの置き換えが進んでいるものと分析している。

日本における印刷技術別プリンタ出荷台数2003～2005年 (単位:千台) 出展:ガートナー データクエスト(2006年3月)

　メーカー別の出荷台数シェアでは、2004年2位のエプソンが38.6%で1位、同1位のキヤノンが38.2%で2位となり、順位が逆転した。3位の日本HP(5.8%)、4位のブラザー(3.7%)はそれぞれ前年よりシェアを伸ばした。

2005年日本プリンタ市場シェア(出荷台数ベース) 出展:ガートナー データクエスト(2006年3月)

□ガートナー ジャパンのホームページ
http://www.gartner.co.jp/
□ニュースリリース(PDF)
http://www.gartner.co.jp/press/pr20060309-01.pdf
□関連記事
【2004年4月20日】インクジェット複合機の増加で、単機能プリンタは減少
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0420/gartner.htm

(2006年3月10日)

[Reported by ishid-to@impress.co.jp]