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アイ・オー、中間期決算は10億円の赤字
~価格競争などにより採算悪化

2月24日発表



 株式会社アイ・オー・データ機器は24日、平成18年度中間期の決算を発表した。

 売上は347億7,200万円で対前年比7.2%増。営業利益は9億7,500万円の赤字、経常利益は8億9,300万円の赤字、純利益は10億1,600万円の赤字となった。

 赤字の理由として、材料の高騰や為替の変動により安定した粗利が確保できなかったこと、競合他社との競争による製品価格の低下、などが挙げられている。特に価格低下は売れ筋商品の中にも採算割れのものがみられるほどだという。

 後期は景気の回復を見込んでいるが、通期の業績見通しでも、売上高722億円(対前年比6%増)、経常利益5億6,900万円の赤字、純利益が8億5,600万円の赤字を見込んでいる。

 中間期の分野別売上高は、増設メモリボード分野が前年同期比9.7%増、ストレージが6.4%増、ディスプレイが12.8%増、AV製品などの周辺機器分野が2.8%減となっている。

 個別のアイテムでは、増設メモリが256MBから512MBへ移行、メモリカードは128MBから256MBへ移行、USBフラッシュメモリは売上が3倍弱となった。USBフラッシュメモリは、主力の256MBで約20%の価格下落となっている。

 ストレージ分野では、HDDのの主力が160GBから250GBへ移行、MOは減少傾向で売上が約25%減、DVDは数量が3割増えたものの、価格低下により売上は約1割減となっている。

 液晶ディスプレイ分野は今期から32型TVも投入したが、17型と19型で全体の約70%を占めている。

□アイ・オーのホームページ
http://www.iodata.jp/
□決算短信
http://www.iodata.jp/company/ir/perform/31.htm
□関連記事
【2005年11月30日】アイ・オー、中間期決算見込みを下方修正
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/1130/iodata.htm
【2005年10月31日】アイ・オー、第1四半期は5億円の赤字
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/1031/iodata.htm

(2006年2月24日)

[Reported by date@impress.co.jp]

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