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DFI「915GM-MGF / nF4X INFINITY」


DFI ( http://jp.dfi.com.tw/index_jp_noflash.jsp?SITE=JP )
915GM-MGF ( http://jp.dfi.com.tw/Product/xx_product_spec_details_r_jp.jsp?PRODUCT_ID=4375&CATEGORY_TYPE=MB&SITE=JP )

 915GM-MGFは、Intel 915GM Expressを搭載するmicroATXマザーボード。モバイルCPU対応のデスクトップ向け製品としては、現在はCore Duo対応製品の方が注目度は高いと思われる。だが、Pentium Mは同クロックのCore Duoより1~2万円近く安く、Celeron Mならその差はさらに大きい。そのため、Core Duoほどのパフォーマンスを必要としないユーザーや、なるべく安価に抑えたいと考えるユーザーにとっては、Pentium M対応製品もまだ存在価値が十分あると言えるだろう。

 フォームファクタは一般的なmicroATXで、拡張スロットはPCI Express x16、PCI×2、PCI Express x1を備えるが、チップセットにビデオ機能を内蔵するため、拡張カードを一切使うことなく組み上げられる。ただし、ディスプレイインターフェイスはD-Sub15ピンなので、DVIを使いたい場合は別途ビデオカードを用意する必要がある。

 チップセットもモバイル向けのIntel 915GMなので、発熱は比較的抑えられており、冷却もヒートシンクのみとなっている。CPUファンが標準で付属するのは、コストを抑える点ではうれしい配慮だが、こちらはファン付きとなる。静音性を高めたい場合は、CPUにヒートシンクのみを載せ、ケースに口径の大きい低回転ファンをつけるといった工夫が必要になってくるが、こういった作業も自作ならではの楽しみの1つと言える。

 やや残念なのは、オーディオ端子が3個のみとなっている点だ。このため、6ch出力を利用する際は、ドライバで設定を切り替えて、マイク入力/ライン入力端子を出力として利用することとなり、同時に入力はできなくなる。


主な仕様
リビジョン B1
BIOS Award
フォームファクタ microATX
CPUソケット μPGA479M
ノースブリッジ Intel 915GM Express
サウスブリッジ ICH6M
FSB 533/400MHz
対応DIMM DDR400/333×2、最大2GB
対応VCore  
対応メモリ電圧  
拡張スロット(上から) PCI Express x16、PCI、PCI、PCI Express x1
オンボードビデオ GMA900
電源コネクタ 20ピン×1(メイン)、3ピン×3(ファン)
IDE(コントローラ) Ultra ATA/100×1(ICH6M内蔵)
SATA(コントローラ) シリアルATA×2(ICH6M内蔵)
LAN(コントローラ) Gigabit Ethernet×1(Realtek RTL8110SB)
オーディオ(CODEC) 6chオーディオ(ALC665)
ピンヘッダ FSB切り替え×1、シリアルポート×1、IEEE 1394×1、USB 2.0×4、前面パネル用オーディオ×1、S/PDIF出力×1
I/Oパネル PS/2×2、パラレルポート×1、シリアルポート×1、D-Sub15ピン×1、USB 2.0×4、IEEE 1394×1、RJ-45×1、6chオーディオ
付属品 シリアルATAケーブル×1、シリアルATA電源ケーブル×1(シングル)、FDDケーブル×1、Ultra ATA/100ケーブル×1、I/Oシールド、マニュアル、ドライバCD
【表面】チップセットはファンレス
【I/Oパネル】ビデオ機能内蔵のため、D-Sub15ピンを備える
【裏面】
【電源回路周り】メイン電源は20ピンで、ATX12V電源端子もない
【CPUソケット】μPGA479M
【CPUファン】標準でCPUファンが付属する



DFI ( http://jp.dfi.com.tw/index_jp_noflash.jsp?SITE=JP )
NF4X INFINITY ( http://jp.dfi.com.tw/Product/xx_product_spec_details_r_jp.jsp?PRODUCT_ID=3590&CATEGORY_TYPE=MB&SITE=JP )

 NF4X INFINITYは、nForce4-4Xを搭載するATXマザーボード。このチップセットはNVIDIAのサイトに情報が公開されていないが、HyperTransportが800MHzまでの対応で、nForce4の下位チップという位置づけとなる。

 SLIも非対応で、シリアルATAは1.5Gbps、メモリスロットは3本と、そのほかのスペックも他のnForce4シリーズ搭載製品と比較すると見劣りするが、その分、実売価格は9千円前後と格段に安い。Sempronと組み合わせて安く組みたいというユーザー向けだろう。

 なお、この製品もオーディオ端子が3個のみとなっており、6ch出力を利用する際は、ドライバで設定を切り替えて、マイク入力/ライン入力端子を出力として利用する。


主な仕様
リビジョン A
BIOS Award
フォームファクタ ATX
CPUソケット Socket 754
ノースブリッジ nForce4-4X
サウスブリッジ ---
FSB 200MHz
対応DIMM DDR400/333/266×3、最大3GB
対応VCore  
対応メモリ電圧  
拡張スロット(上から) PCI Express x1、PCI Express x1、PCI Express x16、PCI、PCI、PCI
オンボードビデオ ---
電源コネクタ 24ピン×1(メイン)、4ピン×1(ATX12V)、3ピン×3(ファン、内1つはチップセットファンで占有)
IDE(コントローラ) Ultra ATA/133×2(nForce4-4X内蔵、RAID 0/1/10/JBOD対応)
SATA(コントローラ) シリアルATA×4(nForce4-4X内蔵、RAID 0/1/10/JBOD対応)
LAN(コントローラ) Ethernet×1(nForce4-4X内蔵)
オーディオ(CODEC) 6chオーディオ(Realtek ALC655)
ピンヘッダ S/PDIF出力×1、USB 2.0×6、前面パネル用オーディオ×1
I/Oパネル PS/2×2、パラレルポート×1、S/PDIF出力(同軸)×1、S/PDIF入力(同軸)×1、シリアルポート×1、USB 2.0×4、RJ-45×1、6chオーディオ
付属品 シリアルATAケーブル×2、シリアルATA電源ケーブル×1(デュアル)、FDDケーブル×1、Ultra ATA/133ケーブル×1、I/Oシールド、マニュアル、RAIDドライバFD、ドライバCD
【表面】チップセットはファン付き
【I/Oパネル】基本仕様は標準的だが、I/Oパネル部にS/PDIF入出力端子を持つ
【裏面】
【電源回路周り】
【メモリスロット】メモリは3本まで


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(2006年2月23日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]


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