|
ニンテンドーDS Lite“モックアップ”分解レポート3月2日 発売 価格:16,800円 任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」に“Lite”が出るというニュースが流れたのは、1月26日のこと。 しかし、情報は少なく、3月2日に16,800円で発売されるということと、一回り小さくなることぐらいしかわからなかった。2月10日に追加情報が出てボディカラーがクリスタルホワイト、アイスブルー、エナメルネイビーの3色が用意されることや、角度を変えた写真が公開されて、ようやく実体が明らかになったところだ。 というわけで、発売日を待っていたところ、DS Liteの“モックアップ”が入手できた。これは、たぶん店頭での展示に使用される機材で、携帯電話と同じように実機を展示すると諸般の問題が生じるために用意されるものだ。もちろん、実動はしないが、ボディの外装部品などは製品と同じものが使用されていると思われる。
●DSとの比較 今回入手できたのはクリスタルホワイトだった。白に透明な層をまとったボディはiMacやiBookを思わせる。基本的なシルエットが四角くなり、角に丸みをつけたデザインも、そう思わせる要因だろう。 斜めの線が多かったDSに比べると、シンプルなデザインで、一回り小さくなった大きさとともに、女性層を意識した印象だ。そういえばゲームボーイアドバンスからアドバンスSPになったときと、デザインの変わり方が似ている。 操作部や端子類は微妙に変わっている部分も多い。付属のタッチペンはより大きくなり、ボディの横から入れるようになった。
●ゲームボーイアドバンスSPとの比較 ゲームボーイアドバンスSPと比べても、幅こそあるものの、DS Liteの方が薄い。小さなバッグでも持ち歩きやすそうだ。
いろいろとさわっていると、バッテリカバーをはずした状態で、主基板が搭載されているのが見えた。携帯ゲーム機の操作部のスイッチは基板に直付けされるのが普通で、操作部の感触を実機に近づけるために主基板を搭載したのだろう。 任天堂製品の例に漏れず、一部に特殊なネジを使用していることを除けば素直に分解できた。予想通り、主基板には、スイッチやコネクタなどの必要な部品以外は実装されていない。しかし、基板のそのものは製品と同じと思われる。 DSと比較しても一回り小さく、シンプルな基板のようだ。部品を実装された状態で見るのが楽しみになる。 主基板以外の主要部品は搭載されておらず、液晶の代わりには、重りの代わりと思われる金属板が入っていた。 ボディの底部には補強材と思われる部材が3本ものネジで止められている。両手で持ったまま、大きな力のかかる携帯ゲーム機らしい構造だ。なお、十字キーを始めとする各操作部は、DSに比べると軽い感触になっている。ただし、このあたりは製品版をさわってみないと確実なことは言えない。
●本体蓋側 蓋の部分は操作部がないので、からっぽだろうと思っていたが、念のため開けてみた。 予想通り、液晶代わりの金属板以外には何も入っていない。ただし、スピーカーの位置や、それに沿う形で実装されると思われる無線LANアンテナなどの構造は、だいたいわかる。
モックアップということで、あまり多くは望んでいなかったのだが、部品が実装されていないとはいえ主基板が見られたのはうれしい。しかし、液晶の品質など実機でなければわからないことも多い。 確保できた在庫数の問題か、まだ主要な販売店でも予約は始まっていないところが多いが、とりあえず予約を入れて当日必ず入手しようと決意するには十分な感触だった。
□任天堂のホームページ (2006年2月16日) [Reported by date@impress.co.jp]
【PC Watchホームページ】
|
|