|
「2005国際ロボット展」、11月30日に開幕11月14日 発表 11月30日から12月3日にかけて、「2005国際ロボット展」が東京ビッグサイトで開催される。テーマは「『RTが未来を拓く』―モノつくりからパーソナルまで―」。主催は社団法人日本ロボット工業会と日刊工業新聞社。主催者企画を含めて総計152社、40団体、881ブースの出展が企画されている。14日には、概要発表が行なわれた。 国際ロボット展は隔年で開催されており、今年で16回目。今回から「iREX(アイレックス)」というロゴと呼称を作成し、国際的な浸透を図る。 産業用ロボットを主とする製造分野に加え、医療/福祉、清掃、警備、災害対応などの「サービスロボットゾーン」を企画する。サービスロボットゾーンの設置は'99年から始まり、今回で3回目。 「ロボットシミュレーション&ビジョンシステムゾーン」のほか、「マイクロファクトリー実証ゾーン」を新設。関東経済産業局による産業振興の一環として「RT交流プラザ」も設置され、ベンチャー企業などによる実演も行なわれる。「一般の人にロボットを実際に見てもらい、産業立ち上げを狙う」(関東経済産業局 産業部製造産業課 課長補佐 栗原一文氏)という。 併催事業の特別講演では「トヨタパートナーロボット」に関する講演の他、第1回日韓サービスロボットワークショップ、RTプロジェクト研究開発成果発表会のほか、11月29日から12月1日の日程で、経団連会館にて「第36回国際ロボットシンポジウム」が開催される。 特別企画としては「ROBO-ONEグランプリ2005 in 国際ロボット展」のほか、「NEDOプロトタイプロボットゾーン」として、愛知万博(愛・地球博)に登場したロボットの一部も登場する予定だ。テーマは「2020年 人とロボットが暮らす街」。18種類のロボットが、各ブースやステージでパフォーマンスを行なう。
記者会見ではROBO-ONEの模様がビデオで紹介され、記者たちからも笑いが起きた。「ロボットホビイストの底辺拡大を狙う」(株式会社バンダイ技術開発室 北川敏氏)という。 運営委員長の株式会社安川電機代表取締役社長 利島康司氏は産業用ロボットの現状について「従来のロボットは自動車の生産のなかで溶接で使われることが多かった。最近はその範囲を超えて自動組立や情報家電の組立、コンベアの代わりに大小の部品を搬送するなど多様な用途に使われ始めている」と述べ、「産業用ロボットにサービスロボットを加え、真にグローバルに求められているロボットが全部集合する。量質ともに改良されたロボットをご覧頂きたい」と語った。
概要説明のあと、日立製作所のロボット「EMIEW」(エミュー)による挨拶デモが行なわれた。EMIEWは開会式にも登場する予定だ。
□2005国際ロボット展のホームページ (2005年11月14日) [Reported by 森山和道]
【PC Watchホームページ】
|
|