9月20日　発表

　東芝松下ディスプレイテクノロジー株式会社は20日、光センサーと信号処理機能を内蔵した低温ポリシリコン液晶ディスプレイを開発したと発表した。

　SOG(システム・オン・グラス)技術を利用した液晶ディスプレイ。光センサーと信号処理機能を液晶ディスプレイのガラス上に実装し、光ペンによる入力が可能で、画面を保護するためのアクリルカバーを介しても入力できる。光センサーの感度向上、信号処理の高精度化技術により、短時間での読み取り動作や信号処理を実現した。

　従来の入力機能付きディスプレイやタッチパネルと違い、別部品を組み合わせる必要がないため、輝度やコントラストの減衰がなく、薄型化/軽量化/小型化と高信頼性を実現したという。

　画面サイズは3.5型で、解像度は320×240ドット(QVGA)、表示色数は26万色。リフレッシュレート/読取りデータレートはともに60Hz。

□東芝松下ディスプレイテクノロジーのホームページ
http://www.tmdisplay.com/tm_dsp/
□ニュースリリース
http://www.tmdisplay.com/tm_dsp/press/2005/05-09-20_j.htm
□関連記事
【2004年12月9日】東芝松下ディスプレイ、光学式タッチパネル機能内蔵の液晶を開発
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/1209/tmd.htm
【2003年4月9日】EDEX2003 電子ディスプレイ展開幕
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0409/edex.htm

(2005年9月20日)

[Reported by ryu@impress.co.jp]