1.89インチの垂直磁気記録方式メディア

7月19日　発表

0.85インチメディア

　昭和電工株式会社は19日、垂直磁気記録方式のHDD用メディアを量産出荷したと発表した。同社は世界初としている。

　垂直方向に磁気を記録し、記録密度を高めた1.89インチの垂直磁気記録方式メディア。従来の面内記録を採用した製品より、メディアあたりの容量が20GBから40GBになった。

　また、同時に面内記録方式の0.85インチHDDメディアも量産開始した。今後、同製品を採用したHDDは携帯電話などの機器に搭載される予定。

　同社では、同製品の納入先を明らかにしていないが、東芝が垂直記録を利用した1.8インチHDD、および面内記録の0.85インチHDD製品の量産を発表しており、これらのHDDに搭載されると思われる。

□昭和電工のホームページ
http://www.sdk.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sdk.co.jp/contents/news/news05/05-07-19.htm
□関連記事
【2004年12月14日】東芝、容量80GBの1.8インチHDDを開発
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/1214/toshiba.htm
【3月24日】東芝、4GBの0.85インチHDDを4月から量産
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0324/toshiba.htm

(2005年7月19日)

[Reported by ryu@impress.co.jp]