2月17日　発表

　富士通株式会社は17日、東京都稲城市の南多摩工場を拠点とするPCを中心とした開発部門を、神奈川県川崎市中原区の川崎工場へ移転すると発表した。これに伴い、南多摩工場の全従業員約1,800名も川崎工場へ移転するという。

　移転先となる川崎工場は、同社におけるプラットフォームビジネスの研究開発拠点。南多摩工場のPC開発部門を移転し、集約させることで部門間の連携を図り、PC開発効率の向上を目指す方針。

　南多摩工場の敷地面積は約3万平方m。移転後は、外部への売却を含め今後の利用方法を検討中だが、現時点では未定としている。

　富士通は、1月28日の第3四半期決算で減収減益となり、通期業績見通しも下方修正に追い込まれた。以後、フラットパネルディスプレイ関連事業を立て続けに手放すなど、リストラクチャリングが進んでいる。今回のPC開発拠点統合も、その一環とみられる。

□富士通のホームページ
http://jp.fujitsu.com/
□ニュースリリース
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2005/02/17.html
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(2005年2月17日)

[Reported by ishid-to@impress.co.jp]