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Mac mini速報レポート

Mac mini

1月29日 発売

価格:58,590円〜



 1月29日、Mac miniが発売された。

 MacWorldで発表と同時にApple Storeで予約し、発売日になんとか入手できた。

 購入したのは下位機種の「M9686J/A」で直販価格は58,590円。構成は最小で、PowerPC G4 1.25GHzと40GB HDD、256MBメモリという控えめなものだ。AirMacやBluetoothなどのオプションも頼んでいない。

 届いた段ボール箱は無地で、思っていたよりも大きかった。ところが、開けてみると、専用の箱であることがわかり、発泡スチロールできっちりと固定されている。いきなり、やられた気分だ。

素っ気ない無地の段ボール箱で届いたので、ちょっとがっかりしたのだが、なんと発泡スチロールのサイズまで合わせた専用箱だった。よって、隙間につめるような梱包材は使われていない

 本来の化粧箱は、パソコンが入っているとは思えないほど小さい。底面積でいえば、CDケースを一回り大きくした程度だ。白を基調にモノクロームの製品写真が配された、いつものデザインでだが、センスは良く、このまま取っておく気になる

相変わらず秀逸なパッケージデザイン。箱は小さく、そのまま手提げできるようになっている

 この小さい箱の中から出てきたMac mini本体もまた小さい。ボディパネルの側面は金属製で、持つとひんやりと冷たく、質感が高い。金属部分にキズがつかないようにラッピングされている。

 ところが、この本体の下から出てきたACアダプタはかなり大きめだ。これは見えないところに置けということだろう。

右にある緑色のCDと比べていただくと大きさがわかりやすい。パッケージは上からCDとマニュアルのパッケージ、Mac mini本体、ACアダプタの順に収まっている パッケージ内容。Mac mini本体の前にあるのはDVIとアナログの変換アダプタ。左にあるACアダプタが意外に大きいことに注意
Mac mini本体は傷がつかないように、薄いセロファンのような素材で包まれている マニュアルとOSのCDは紙箱に収められており、iLifeのCDは別に入っていた 本体前面。側面の銀色の部分は金属素材で触ると冷たい
本体背面。インターフェイスはここに集中している。一番左がACアダプタの入り口で、その上が電源スイッチ。インターフェイスの上は排気口 本体底面。ぐるりと吸気口がとりまいている。金属製のカバーの厚みが意外と厚いことがわかる 本体上面。いつものように大きなアップルマーク

■■ 注意 ■■

・分解/改造を行なった場合、メーカーの保証は受けられなくなります。
・この記事を読んで行なった行為(分解など)によって、生じた損害はPC Watch編集部および、メーカー、購入したショップもその責を負いません。
・内部構造などに関する記述は編集部が使用した個体に関してのものであり、すべての製品について共通であるとは限りません
・PC Watch編集部では、この記事についての個別のご質問・お問い合わせにお答えすることはできません。

 試用レポートは、追ってお届けする予定なので、ここでは本体の構造を見てみよう。

 外観写真をごらんいただくとおわかりのように、Mac miniには開けるためのネジがまったく見あたらない。Apple周辺から流出したとみられる整備用のムービーを見て初めてわかったのだが、本体底面のボディパネルと底板の隙間からスナップをはずして開けるのだ。

 そのムービーでは薄いナイフを使えとなっていたので、あらかじめ、そのたぐいの工具を用意しておいた。結論から言えば、なんとか開けられたのだが、個人的にはお勧めしない。

 まず、用意した工具の大半が刃が厚すぎて使えない。逆に薄い刃のパレットナイフでは強度が足りなくてこじれない。結局、塗料落とし用のスクレーパーの刃を噛ませておいて、そこにケーキサーバーをねじ込んで、なんとか開けることができた。しかし、パネルの一部には傷をつけてしまったし、シールド材もむしってしまっている。かなり悲しい気持ちだ。

 初期のMacintoshであるMac SEを使っていたときも、ユーザーが開けることを拒否するような構造になっていて、ショップで高い専用工具を買った覚えがあるが、あれはまだネジがあった分良かった。こういう作業に手慣れており、手先の器用さに自信がある人以外は、メモリやHDDのバージョンアップはBTOを利用することをお勧めする。

用意した工具類。結局、一番右のスクレーパーですこし持ち上げて、その左のケーキサーバーをこじ入れた。刃が厚いと入らず、薄すぎると強度が足りない スクレーパーでこじってしまったので、シールド材をだいぶ削ってしまった。ほかにもだいぶ傷がついてしまっている はずしたボディパネル。プラスティックの天板の部分にはシールド材がつけられている

 ボディパネルをはずして見ても、ほとんど光ドライブしか見えない。逆にいえばスリムタイプの光ドライブがこんなに大きく見えるほどボディが小さい。

 左側面にメモリーモジュールが見え、はずしてみるとHynix製のPC3200モジュールだった。ボディを開けたという前提であればメモリ交換は簡単だ。

ボディパネルをはずした状態。ほとんど光ドライブしか見えない 前面から見た状態。スロットイン式の光ドライブがよくわかる。スピーカーはわりと大きめ 背面から見た状態。この位置からみると、ボディパネルを固定していたプラスチックの爪が三方にあるのがよくわかる
左側面。メモリモジュールにふさがれて何も見えない 右側面。画面右が背面となる
メモリソケット部とメモリモジュール。スロットは1つだけなので増量時は交換になってしまう 購入機で使われていたのはHynix製のPC3200モジュールだった

 光ドライブをはずしても、まだファンとHDDしか見えない。HDDは2.5インチだった。

 HDDが固定されて樹脂製のモジュールはCPUファンの固定も兼ねており、シンプルで、よく考えられた構造となっている。

光ドライブをはずした状態。ようやく2.5インチのHDDが見えてくる HDDの固定やCPUファンは一体化されたモジュールとなっている モジュールを裏から見た状態
固定モジュールの冷却ファン周辺の構造 光ドライブの底面 光ドライブのコネクタ部分はボードになっていて、2本のネジで固定されている

 このモジュールをはずすと、ようやくマザーボードが見える。

CPUクーラーは小さい。また、インターフェイス類も統合されていて、この構成ではサブボードは使われていない。AirMacモジュール用と思われるソケットが用意されているが、拡張ソケットはこれ1つだけだ。AirMacとBluetoothの両方を装備したときは、どのような構成になるのか興味あるところだ。

マザーボード(1,024×768ドット)。奥のソケットはHDDや冷却ファン用のインターフェイス。手前のソケットはAirMac用だろうか CPU周辺のアップ

 Mac miniの内部は、よく考えられた設計で、部品点数も少なく、無理なく低コスト化できる構造だ。構造の複雑さでいえば、PSPよりも下で、新型PS2やニンテンドーDSに近い印象だ。また、ノートPCのように無理に小さくした印象も少なく、組み立て作業のラインも短そうだ。

 その一方で、ちょっと不思議な構造になっている部分もある。たとえば、本体背面の電源スイッチからは、マザーボードに短いケーブルで伝えられているが、その固定がテープで貼られているだけだったりする。また、マザーボード前端部のあたりも電池を避けるためもあって、ゴチャとした配線になっている。

 こういう、ややゆるい感じの構造と、設置場所のすぐ後ろに排気が行かないように羽を斜めにつけたりする気配りのある設計との間に落差を感じる。ともあれ、普通のPCと違って、いろいろなことを考えさせてくれる面白い製品であることは間違いない。

電源スイッチから、マザーボードに行くケーブルは、テープで貼り付けられている マザーボード前面の電池をさけるため、ケーブルが回り込んでいる 背面の排気口は斜めに羽がついており、すぐ後ろに排気が行かないように配慮されている

【お詫びと訂正】初出時に電源コネクタと電源スイッチを混同した記述となっておりました。お詫びして訂正させていただきます。

□アップルのホームーページ
http://www.apple.co.jp/
□製品情報
http://www.apple.com/jp/macmini/
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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0129/apple.htm
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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0112/apple1.htm

(2005年1月29日)

[Reported by date@impress.co.jp]

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