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Macworld Conference&Expo San Francisco 2005直前レポート

「Macworld San Francisco」明日開幕
〜発表が確実視されるFlashメモリ搭載のiPod

会場:San Francisco The Moscone Center
(モスコーニセンター)

会期:1月11日〜14日(現地時間)



 明日11日(現地時間)から、米サンフランシスコでMacworld Conference&Expoが開幕する。今年も幕開けは、米Apple Computerのスティーブ・ジョブズCEOによる基調講演。午前9時(日本時間では、12日午前2時)からはじまるこの講演で、発表がほぼ確実視されている“Flashメモリを搭載するiPod”をはじめとして多数の新製品が公開となる見込みだ。

 ちょうど1年前の講演でジョブズCEOは、「2004年はA Great Mac Yearになる」とコメントしている。実際、iMac G5をはじめとして多くの製品発表こそあったが、メジャーバージョンアップがなされたのはこのiMac G5のみで、他のラインナップはいずれもマイナーチェンジにとどまった。また、いまだ実現していないPowerPC G5の3GHz到達という課題も残り、果たして本当にMacの年であったかどうかは疑問が残る。

 しかし、ここサンフランシスコで発表されたiPod miniを皮切りに、第四世代iPod、U2 Edition、iPod Photoと次々と投入されたiPod製品群は、かつて携帯ステレオプレーヤーがすべて『ウォークマン』を代名詞にして呼ばれてしまったときのように、『iPod』の名称をデジタル音楽プレイヤーの代名詞へと変えつつある。さらに、音楽配信ではほぼ一人勝ちのiTunes Music Storeとともに、同社の株価をわずか1年で20ドルから70ドルをうかがうまでに押し上げた。結果だけ振り返れば、実は2004年はiPodの年だったといっても過言ではないだろう。

 冒頭に述べたように、今回の発表が確実視されてかつ目玉となりえるのが“Flashメモリを搭載するiPod”である。発表を待ちわびる市場やユーザーにとっては製品の存在自体は折り込み済みで、興味はすでにスペック、価格、デザインなどへと移行しつつある。HDDタイプポータブルプレイヤーのマーケットを事実上制し、さらにFlashメモリ対応プレイヤーの寡占を推し進めたい同社としては、思い切った価格設定などで一気に勝負をかけてくる可能性は高い。

 それを裏付けるように、Macworld Conference&Expoの会場はすでに準備万端といった態勢だ。例年なら前日の午後でも重機を用いてバナーの取り付け作業をしている様子を見ることができたが、今年はすでに全てが掲示済み。お馴染みのバナーはサウスホールエントランスから展示ホールに向かうエスカレータ付近まで計8枚が用意され、いずれも厳重に目隠しが施されたうえで、明日のデビューを待っていた。また、展示ホール内ではApple Computerのブースが黒幕にすっぽりと覆われて、秘密裏に展示の準備が進められている。

 実はこのバナー、目隠しされた端からバナーの地色と思われる緑色がのぞいている。気が付いている人も多いと思うが、昨年の4月頃から同社製品のパッケージの多くは、青系統のデザインが印象的に多用されていた。第4世代iPod、iPod Mini、AirMac Express、そしてiMac G5などである。まさか風水ではないと思うが、こうした傾向はデザイナーからの大きなメッセージと受け取ることもできる。それが今回の緑色という、同社の今年のトレンドカラーとでも言うべき存在を疑わせる理由にもなっているわけだ。

 またFlashメモリ搭載iPodだけでなく、iPod miniやノートブック製品のマイナーチェンジをはじめ、まったく新しい低価格のMac製品の登場を予測する見方も根強い。もちろん、iLifeをはじめとする同社製ソフトウェアも確実にアップデートされるものと思われるうえに、今年前半のリリースを控えている次期Mac OS X 10.4“Tiger”も、基調講演のなかでは欠かすことのできない要素だろう。ほかにも新規の製品群などで、予定されている1時間半の講演は、近年まれに見る新製品ラッシュになるものと思われる。

 ちなみに今回の基調講演はWebcastを使った同時中継こそ行なわれないが、収録映像という形でタイムラグこそあれど同社サイトから配信される見込みだ。また、Apple直営店となるアップルストア銀座とアップルストア心斎橋では、日本時間12日17時30分から店内のシアターで基調講演の収録映像を日本語通訳付きで上映すると案内を行なっている。

 PC Watchでは、基調講演をはじめ新製品速報など会期中のさまざまな情報をお伝えする。

毎年紹介しているモスコーニセンターのサウスホール正面。二つ折りにされた白い色のバナーが入り口の左右に見える バナーの裏側も、このとおり黒い布で覆い隠されている バナーの上部に緑色と思われる地色がややのぞいているのが見える
展示ホールに向かうエスカレーター付近にも大きなバナーが2枚。エスカレータは計3機がホールに向かって降りているので、計6枚が存在していることになる サンフランシスコ市街のアドポールは、写真のようにiPodの広告一色となっている サウスホールとノースホールを結ぶ地下コンコースには案内板も用意されたが、今年はついに展示ホールとしてはサウスホールのみの供用となった

□Macworld Conference&Expoのホームページ(英文)
http://www.macworldexpo.com/
□米Apple Computerのホームページ(英文)
http://www.apple.com/
□関連記事
【2004年1月8日】Macworld Conference&Expo基調講演レポート
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0108/mw03.htm

(2005年1月11日)

[Reported by 矢作晃]

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