11月30日 発表

　ラオックス株式会社は30日、平成16年9月中間期(2004年4月1日～9月30日)の決算を発表した。

　中間期の売上高は645億2,100万円(対前年比14.1%減)、経常損失は5億5,300万円、純損失は6億6,300万円で、前年度の成績を大幅に下回った。

　現況については、個人消費に関しては大幅な改善は見られず、流通業界を取り巻く環境は依然として厳しい状況下にあるとしている。すでに、実質的に経営権を掌握したMKSパートナーズからは4名の顧問を受け入れ、2005年1月末の臨時株主総会において取締役に選任の予定。

　すでに、MKSパートナーズとの協議のうえ、次の方針で作業を推進している。

・お客様から絶対的なご支持を受けられる営業体制作り
・不採算店舗の早急な整理による損失拡大の阻止
・保有物件の売却による有利子負債の圧縮
・新情報システムの活用による業務効率向上
・不稼働商品の一掃による、商品回転率の向上
・業務見直しによるマンパワーアップ

　不採算店舗については、今期も大宮ルミネ店、稲毛店、松本店などが閉店された。今後も赤字発生要因の消し込みの立場から処理が進められる見込み。現時点では、直営50店舗、子会社/関連会社73店舗、業務提携4店舗の計127店舗(売場面積計146,991平方m)となっている。

　通期の見通しとしては、売上高1,340億円(対前年比13.6%減)、経常利益2億円(同26.9%減)、純損失は特損を含めて120億円を想定している。

□ラオックスのホームページ
http://www.laox.co.jp/
□決算短信(PDF)
http://www.laox.co.jp/laox/pdf/2004113001.pdf
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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/1029/laox.htm

(2004年11月30日)

[Reported by date@impress.co.jp]